読書

読書コーナー再開

台風の進路予想が出た。*1 そこで曲がるのかーい! 初めて見たときは房総半島の沖でカーブしてたので関東地方に雨が降るかと思ったのだが。そっちは「雨はもうたくさん」という地域なんだが台風が希望を聞いてくれるわけもなく。そもそも台風って自分の意志…

最近に読んだ本

コロナ前は年に100冊くらい本を読んでいて自分のことを読書家だと思っていたんだけど、それは違った。単なる「通勤電車では本を読んで暇をつぶす人」だった。 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕 作者:羽根田 治 山と溪谷社 Amazon ヤマケイ新書 山岳遭難…

2021年に読んだ本

毎年、1年間で100冊くらいの本を読んでいて、自分のことを読書家だと思っていたんだけど全然違ったよ。私は単に 電車の中で本を読んで時間をつぶす人 だったんだ。通勤が無くなったら本を読まなくなった。自分の趣味を自慢している人、もし環境が変わっても…

11月から12月に読んだ本

面白いって何なんすか!?問題――センスは「考え方」より「選び方」で身につく 作者:井村 光明 発売日: 2020/09/16 メディア: Kindle版 広告業界で働く筆者、副業でやっている講座の生徒にダメ出しをしたら「面白いってなんなんですか?」と聞かれて絶句。そも…

8月から10月に読んだ本

銀行、交通、旅行、文系の大学生が入りたい会社の上位に来る業種がこんなことになるとはなあ。まあ、もう上がり目の無い銀行は別として、交通と旅行は一時の辛抱だと思うけど、その一時がいつまでかだな。あとミクロで見ると、たとえば我が家の「えりそで用…

5月から7月に読んだ本

3か月かけてやっと1回分の記事になるだけの冊数になったという。まずは寝る前に読んでいたホラー短編集。 妖し (文春文庫) 作者:恩田 陸,米澤 穂信,村山 由佳,窪 美澄,彩瀬 まる,阿部 智里,朱川 湊人,武川 佑,乾 ルカ,小池 真理子 発売日: 2019/12/05 メディ…

4月に読んだ本

ネットが繋がらん。我が家だけ? あ、繋がった。すごく不安定でどこまで書けるかわからないけど更新。4月に読んだ本、2冊って...だって通勤してないんだもん。ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚作者:大松孝弘,波田浩之発売日: 2020/01/15メディア: 単行…

3月に読んだ本

2冊って。1ヶ月かかって2冊って。通勤がないと読書が進まないよ。一昨年の10月、ずっと家にいた月の記事を見ると6冊の読んでいるんだな。この2年でいっそうバカになったということだ。一昨年の10月は、家から一歩出るとそこは普通の世界があって普通の生…

2月に読んだ本

安座間美優が出演していた「リカ」と同じ作者のサイコミステリー。 マーダーハウス 作者:五十嵐 貴久 発売日: 2019/03/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) タイトルからして入居者が一人ずつ殺されるか、殺されたとはわからずに失踪するんだろうなと予想し…

1月に読んだ本

ひー、2日空いちまったぜい。 そして誰も死ななかった 作者:白井 智之 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/09/30 メディア: 単行本 バカミスのときはカバーか帯の隅に「バカ」って書いておいてくれよ。方向性は映画にもなった「屍人館の殺人」に似てい…

12月に読んだ本

月に4冊って、過去最低だよ。途中まで読んで別の本を読み始めたのが敗因だよ。 「アミの会」という女性作家のグループによるアンソロジー。同じテーマだが人によってテイストが異なる佳作ぞろい。 まいった、まいりました。あなたはすごい作家です。一生つい…

11月に読んだ本

宮部みゆきのSF短編集。以前にSFとミステリーを比較したことがあったが、あれはまちがっていたことが今ならわかる。SFとは舞台のカテゴリ(現在ではまだ存在しない技術や別の天体を舞台にした文芸)、ミステリーとはストーリーの進行方法(謎が提示され、…

10月に読んだ本

児童誘拐事件を追う警察と、一人の孤独な青年。物語のプロットだけ書けば短編に収まってしまうような話を、厚さ5cmの単行本にしているのが圧倒的なディティール。奥田英朗が戻ってきた、これだよこれ。試行錯誤、迷走する警察と、物語にどう関係してくる…

9月に読んだ本

ぜんぶ厚い本だったので4冊しか読めなかったよ。 シリーズ三作目になるが、今回は原点に返って主人公の刑事がテレビ番組に出演し、捜査の経過を話し視聴者からの情報を求める。ただそれが地上波ではなくてネットTVなのが今風。二作目の親玉がターゲットで、…

8月に読んだ本

定年退職をした刑事が妻と四国の遍路の旅を続ける。ちょうどそのころ主人公がいた警察署では少女誘拐事件の捜査をしていた。それは主人公が昔操作をした事件に酷似していた。そしてその事件はえん罪だったかもしれない...主人公と妻の旅と回想、なかなか…

7月に読んだ本

この本を読むのに半月以上かかっちまったぜい。おかげで7月はこれを上下で一冊と数えたらたった3冊の最低記録。主人公は世界を飛び回る戦場カメラマン。考古学を研究してる恋人がいる研究所が爆破され、そこから逃げ出す恋人を目撃する。彼女はまだ誰も解…

6月に読んだ本

帯に書かれているような巷の流説について、それを実証できるようなデータを探し出す。つぎにそのデータと相関がありそうなデータを探し仮説を立てる。あくまでも統計の本なのでその相関が正しいのかを証明するとか、相関の中から因果を探り当てる本ではない…

5月に読んだ本

関西テレビで『稲川淳二の怪談グランプリ』という番組があって、それの出場者による短編集みたいだ。まさに玉石混交、話すのと書くのは別の才能なんだろう。 広告代理店のベテランクリエイターが伸び悩んでいる若手のトレーニングをするという体裁の本。お題…

4月に読んだ本

近未来、なのかどうかもわからず突然に物語が始まる。競技場や建物に参加者が集められ推理合戦を行う。その様子は撮影されていて運営側が判定をするとともにネットで配信され多くの視聴者がいる。正解者、つまり勝者は1ポイント。10ポイントたまると数億…

3月に読んだ本

このでかすぎる画像、なんとかならないのかな。新米の刑事がふと立ち寄った時計屋。そこには「アリバイ崩し承ります 5,000円」の張り紙。店主は他界した祖父から店とアリバイ崩しを引き継いだ若い女性。犯人はわかっているのだが鉄壁のアリバイがある。そん…

2月に読んだ本

「センスを磨くとは、何がムダでどれが有効なのかを見極める力を養うこと」だそうだ。ちょっと私には関係ない本だったよ... このシリーズのヌメヌメ感、本作は控えめで著者得意の太平洋戦争時の日本に似たちょっと違う世界の話。真面目なんだかふざけてん…

1月に読んだ本

だんだん読書のペースが戻ってきた1月。 はてなブログになると書籍の引用の画像がでかいよ。ある企業が作った家庭用風力発電機は発生する低周波のため利用者が慢性の偏頭痛を起こす。被害者が訴訟を起こしたが、発病しない人も多く因果関係が立証できない。…

12月に読んだ本

あれ? 元旦に見た「M14の追憶」とレイアウトや色が違う。リンク先がまちがっちゃったかなと思った君。オレだよオレ。レイアウトを変えたんだよ。サイドバーの字が小さくならないで無駄に存在感がありすぎ! 12月は週に1回ずつ在宅勤務があったものの、あと…

 11月に読んだ本

鵜頭川村事件作者: 櫛木理宇出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/06/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る横溝正史みたいな話なのかと思ったら全然違った。1週間続く雨で土砂崩れが起こり孤立してしまった山間の村。雨が降り止む気配がな…

 10月に読んだ本

さすがに通勤がないと読書が進まない。 ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論作者: 朝倉祐介出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/07/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見るPL思考(損益計算書にもと…

 9月に読んだ本

9月といえば太田裕美の「九月の雨」。 セプテンバー レイン レイン 九月の雨が降りすぎて セプテンバー レイン レイン 各地の被害が甚大よ 雨がこんなに辛いものなら 私ひとりで生きて行けない 後ろで踊っているのはキャンディーズ、山口百恵、桜田淳子、し…

 8月に読んだ本

クソ暑い8月はややこしい本は無理。分厚い小説で攻めてみたよ。休みも多かったのでそれぞれ1週間かかった。平凡な革命家の食卓作者: 樋口有介出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2018/04/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るただの病死のはず…

 7月に読んだ本

わざと忌み家を建てて棲む作者: 三津田信三出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/07/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る著者お得意のどこまでが実話でどこからが創作かわからない実話怪談風の小説。凄惨な殺人事件や事故が起こった…

 6月に読んだ本

思考停止という病作者: 苫米地英人出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2016/03/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るタイトルにひかれて読んだが物事をもっとよく考えよう、それにはどうしたら良いかという本だった。残念... 福家警部補の…

 5月に読んだ本

最近、なんでこんなに本が読めるかというと都営新宿線が悪い。私が帰る時間帯はいつも電車が遅れて超満員。そのため座れるのが2つ手前とか3つ手前なので寝る暇がない。ずっと立っていると本を読むくらいしかすることがない。 十二人の死にたい子どもたち (文…