読書コーナー再開

台風の進路予想が出た。*1

   

そこで曲がるのかーい! 初めて見たときは房総半島の沖でカーブしてたので関東地方に雨が降るかと思ったのだが。そっちは「雨はもうたくさん」という地域なんだが台風が希望を聞いてくれるわけもなく。そもそも台風って自分の意志で動いているわけではなく、台の傾きでボールを進めるこのゲームと同じなんだよね。

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そのときの気圧の配置で動かされているだけ。もうさんざん雨が降った地域を台風が通過しそうだが、早めの避難で命を守られよ。

話は変わって、通勤していたころは月に1回やっていた私が読んだ本を紹介するコーナー。半年に1回くらいのペースで再開しようと思ってたが内容を忘れちゃっているので記事が書けない。いまの読書量なら映画みたいに読み終わったときに感想文を書けば十分なことがわかった。それにしても最後の記事である昨年の2月以降をまとめて書こうと思ったがそれも億劫なのでやめた。

踏切の幽霊 ★★★

本ってビデオ以上に好き好きだから星1個から3個のアバウトな評価にするよ。星3つが最高点ね。タイトルからして幽霊の話、心霊現象の話だというのはわかる。実際にそのとおりなのだが、物語のテーマはそこにない。本のカバーのような写真が撮られたり幽霊の目撃情報がある踏切がある。もともとは雑誌の心霊特集のために取材を始めた主人公は、ここで殺人事件があったこと、被害者の顔が幽霊の顔に似ていること、犯人は逮捕され裁判もはじまっているのに被害者の身元がいまだに不明なことを知る。簡単にわかるかと思っていたら、被害者の同僚だけでなく、一時ルームシェアをしていた人まで被害者の名前や生い立ちをしらない。そして被害者の死にまつわる陰謀を解き明かすことになる...主人公のまわりで心霊現象が起こるのだが、それは怖いというより被害者の無念とか哀れさの表現であり、主人公が事件を解明するためのドライブになっている。そう、この物語は幽霊が出てこなくても成立させようと思えばできるミステリーだが、主人公や読者の感情を励起させるために幽霊を使っているのが新しく、語りとしてうまい。