北川景子「Mr.サンデー 特別対談」

私はTVerで見つけたのだが、地上波で放送されたのかわからない。北川景子ヲタとしてはほとんど知っている内容だったが、仕事とはどういうものか、これから社会に出る高校生や大学生に聞かせたい内容だったぞ。もう一度見直すのが面倒だから記憶をたどりながら書いていくので一言一句は正確ではないぞ。

セーラームーンでの東映の現場は本当に厳しかった
・いまは叱ってくれる人がいないので不安

演技、アクション、ダンス、歌をぜんぶやったので、俳優として自分に必要なことはすべてあの1年で学んだ。特撮でデビューできて本当に幸運だったと。以前は略歴にもセーラームーンの文字がないので黒歴史にしているとか噂があったが、そんなことはまったくなかった。もし別のルートからのデビューだったら私にとっての北川景子はたくさんいる女優の一人だったと思う。叱ってくれる人、注意してくれる人がいなくなるのは本当にそう。だからそうなる前に自分で微調整できる知恵を身につけなければならないし、その意味で入社1、2年で辞めてしまうのはもったいない。

セーラームーンが終わったあと、仕事のオファーが舞い込むのかと思ってた

私もそう思ってた。実際はまったく無かったと。ライダー俳優が出世するのは仮面ライダーに出演したからではなく、もともと事務所の一押しだったタレントだったからなんだよね。

・20代のときは自分の演技にまったく自信が持てなくて、どうしたら良いかもわからなかった
・変わったのは31才のとき。職業物のドラマが性に合った

「家売るオンナ」だな。この後も「ヒポクラテスの誓い」、「指名弁護士」と続いたからね。ただ、私が見て演技が良くなったなあと思ったのは「HERO」の途中から。このときはいろいろなタイプのベテランに囲まれたからなにか得るものがあったんだろうなと思った。「HERO」で思い出したけど、番組の宣伝のために現役の検事に番組の感想を聞いたインタビューをなにかで読んだ。実際の検事が現場に行くことは無い。容疑者と長時間の面談をすることもほとんどない。事務官が検事に意見をすることはあり得ないそうだ。前回の記事に出てきたテレビ関係者なら「リアリティが無い」ってことなんだろうな。看護師が主役のドラマだって、最先端の医療を行なっている大学病院以外は入院患者の9割は寝たきりの老人でコミュニケーションはまったく無い。これも「リアリティが無い」。そもそもあんなにかわいい看護師さんやかっこいい医者はいない。

・笑いに対するこだわりは強い。バラエティに出たときは最低1回は笑いを取る

私はありがたいが、女優としてどうなんだ?

・今後にやりたい仕事は舞台と笑い

舞台をやりたいって前から言ってるよね。「コロナでだめになった」と言ってたので具体的な話があったのかもしれない。テレビで引っ張りだこの俳優は、拘束時間が長く、見る人も限られている舞台は避けるのが通例だったが、最近は舞台に出たがる俳優が増えたと書いてあった。テレビに出ても自分の俳優としての技量がまったく伸びないからだとか。これって「叱ってくれる人がいない」ってことだよね。視聴者から見放され、俳優からも見放されるテレビ。

・家でのDAIGOはテレビとまったく同じ

結婚する前は家ではどんな様子の人なんだろうと思っていたが、テレビで見る感じとまったく差がなかったと。宮根は「あの人は表裏がまったくない」と褒めていたが、これって良いことなのか悪いことなのか。でも北川景子が良いと言っているので良いのだろう。そんなところかな。抜けがあったら誰か補足してください。