モップガール第6話「公園は子どもの遊び場だ」の巻
早くも第6話。最近のドラマは1クール11話が多いから、もう半分を過ぎたのか。裏番組*1の「死化粧師」は主人公が自分の使命に悩んだり第2のエンバーマーが出てきたり正体が看護師にバレたりと確実に物語が進行しているが、モップガールはあいかわらず北川景子のおバカで話がころがって行く。今週は谷原章介が北川景子に妙に協力的だったり、友だちがマジで仕事をしていたので、北川景子一人が徹頭徹尾おバカを貫き通すという、私としてはうれしい展開。それにしても毎週このドラマを見るのが6cm×4cmのワンセグ携帯ではどうも話にのめりこめない。自分の視界の5%くらいしか画面が占めてない。これでは集中しろという方が無理だ。
第6話を見てあらためて思うのが、北川景子はつくづく不器用な女優なんだということ。実写版セーラームーンの次の仕事が映画「水に棲む花」。これを見て、北川景子の演技の向上ぶりに驚いた*2。モップガールは、演技力の観点で過去の北川作品のどこに入るか。残念ながらセーラームーンと「水に棲む花」の間だ。それもセーラームーン寄り。第6話の中でも流してしまってるセリフがけっこうある。これがテレビと映画の制作時間の違い、そしてこれが今の北川景子の実力である。北川景子はじっくりと自分が納得するまで台本を読み、納得がいく演技ができるまで何度も演出家に手直ししてもらわなければならないのだ。沢井美優や浜千咲は「私ならもっと上手にできるのに」と思っているかもしれない。小松彩夏や安座間美優は「ストーリーが難しすぎてついて行けない」と思っているかもしれない*3。
でも私は悲しくないぞ。北川景子は小さくまとまらないで10年、20年の計で大女優になって欲しい。それに今回のドラマがシリアスでなくコメディなのもいまの北川景子には幸いだった。変な動きや不自然なセリフ回しも「この主人公は変な人だから」と納得して見てくれている視聴者も少なからずいると思う。北川景子よ、これからもどんどん恥をかいて、批判をされて、大女優になってくれ。それが、その機会さえ与えられない仲間に対する君の義務であり、友情の証だ*4。
で、第6話の話はどうしたの?ここまで書いて疲れちゃったからこれを見てね。