真冬のビデオまつり「ウェディング・ハイ」「ブラック・フォン」

なぜか「はてなブログ」が正しく表示されなくなってしまった。ブログのデザインが反映されないで、まるで30年前のホームページのよう。Leo16さんのブログを見ても同じなので私のブログの問題ではなくChromeはてなブログの問題みたい。しばらく使ってなかったOperaで表示させると問題ない。

沈黙のパレード
【1,200円】U-NEXTのポイントがたまったのでここから2本はU-NEXTのPPV。東野圭吾原作の湯川博士シリーズの最新作。しかし容疑者Xといい、なぜ後味の悪い話ばかり映画化するかなあ。この事件、犯人を捜さなくていいだろう。

オカルトの森へようこそ
【300円】白石晃士監督の当たり外れが多すぎる。てか、当たりが少なすぎる。主演の堀田真由が気の毒すぎる。こんな映画でも初日舞台挨拶とかやったんだろうな。経歴からそっと消しても誰も文句を言わないはずだ。ホラーかお笑いかアクションか、どれに重点を置くか考えているうちに撮影が終わっちゃって、「ま、いいか」で公開しちゃった映画。

サイコ・ゴアマン(字幕版)

サイコ・ゴアマン(字幕版)

  • ニタ=ジョゼ・ハンナ
Amazon

サイコ・ゴアマン
【200円】と思ったらもっとひどい映画があった。Amazonの100円セールだから腹も立たないけど。これはコメディ映画なんだと思う。そのわりに殺し方がエグすぎる、いわばスプラッターコメディ。主人公の女の子、生意気なんだが、それ以上にバカなので憎らしくはない。でもバカすぎて地球はおろか銀河系が破滅を迎えることになるのだが。

ウェディング・ハイ
【1,700円】これも100円セールだったが大当たり。本作はバカリズムの脚本で、「地獄の花園」はひどい作品だったが、こちらはもともとが小ネタが積み重なった話なのと、脚本を映像作品にするにあたっての構成が上手。前半は出席者のこれまでを描く群像劇。後半で結婚式が始まるが割引きが入るかわりに、すぐにつぎの組が始まる2時間半のケツかっちん。ところが紹介ビデオ、主賓の挨拶、乾杯の音頭が長すぎて1時間押しになってしまう...ウェディングプランナーって夢のある仕事だよね。ただコロナで苦労した業種の一つ。大がかりな披露宴や会社の宴会って、この3年間で「無くてもいいよね」と思った人もいて元には戻らないのではないか。

ブラック・フォン
【1,900円】映画館で予告編は見たんだが、こんなに良い映画だったとはなあ。予告編とか事前の紹介って本当に難しいと思った。最小限の文字数なら「連続誘拐殺人犯に監禁された少年。壁にかかった線が切れた電話が鳴った」かな。多少のネタバレを含んで紹介するなら「連続誘拐殺人犯に監禁された少年。壁にかかった鳴るはずがない電話が告げる脱出方法。少年は逃げ出せるのか?」になる。もっと行くなら「連続誘拐殺人犯に監禁された少年。壁にかかった鳴るはずがない電話が告げるアドバイスで脱出を試みるがことごとく失敗。一縷の望みをかけた最後のアドバイスとは?」とか。だが最後まで見終わってわかるこの映画の良さとは「ホラー版スタンド・バイ・ミー」なんだよね。安定のブラムハウスの中でも傑作。どの映画を観るか? 主演俳優はあてにならない。監督も当たり外れがある。もっとも信頼できるのは製作会社なのかな。このブラムハウスとか、「ミッドサマー」を作って最新作がアカデミー賞候補になっている「A24」とか。日本映画もこういうのってあるのかな。これからは注意して見よう。