採用面接はたいへんだ

何十社も受けて（ということは何十社も不合格で）苦労している学生さんを見ると心が痛む。ただし採用側の手間も相当なもの、お互いに労力とメンタルエネルギーを無駄に消費している。事前に求める人材のスペックを詳細に公開して、これに該当しない人は受けても無駄ですとはできないのだろうか。ただ採用側も本当に必要な人材を良くわかってなかったりするのか。これから書くことは自慢するわけではなくて、たまたまそういう運命だったというだけだよ。私は2回転職をしているので合計3回の入社をしているのに、まともに入社試験を受けたことがないのだよ。新卒のときは会社訪問のときに最後に人事部長が出てきて面接。つぎが社長と取締役の面接で3分くらいだった。社員数が500人くらいの会社だと当時はこんなものだった。2社目は中途採用専門のリクルート会社経由だったので採用する部署の事業部長と部長との面接。3社目はヘッドハンティングというほどではないが、知り合いを介して声がかかって何度かの面接をしただけ。なので自慢できるものはなく、アドバイスできることもなく、ただただ大変ですね、がんばってねと言うしかない。いまではすっかり有名な女優になった岸井ゆきのを初めて見たのってこのCMだった。

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この人って素人か、専業の俳優ではなくエキストラ専門のバイトだと思ったよ。だってこんな不細工では女優にはなれないと思うじゃないか。それがいまではテレビに映画に引っ張りだこで主演女優賞も獲った女優さんだ。そうだよ、就活生の諸君、広瀬すずや橋本環奈になれなくても、岸井ゆきのをめざそう。君の中にある岸井ゆきのを磨けば、必ず誰かの目に止まるはずだよ。

あと、面接に関係して面白い記事があった。

news.careerconnection.jp

・いきなり初めから、その日いた全員を相手に社長が直接面接
　　「君ら、何か資格は持ってるんか？持ってない？いらんいらん、帰って」

・数年後、働いている会社にそこの会社の営業が来た。
　　「昔、あなたの会社の社長に失礼な態度を取られたので取引をする気はないのでもう来ないでくれ」
　とお断りした

この社長もアホだよな。言いにくいことは人事部長に言わせて自分はあくまでも好感度を狙いに行けばいいのに。それが社長の権限ってもんだ。私が社長なら「きょうは良い人ばかり集まりましたな。全員を採用したい。え？ 無理、と人事部長が言ってます。ガハハ」って言うな。上の記事の人は

面接に来る人も採用しなければ明日からはお客様、
そういう意識が欠如している方は多い気がしますね

そのとおりだよね。採用したら奴隷、採用しなかったらお客様。面接の途中であまりに面接官が失礼だったら「ここの会社の製品はもう二度と買いません」と吐き捨てて出てくることにしたら試験の楽しみが増えるというもの。学生さんも中途の人もがんばって。