秋のビデオまつり「FARANG/ファラン」「フローズン・グラウンド」

気温だけでなく湿度の変化も大きいので着るものが難しいよ。

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ
【1,500円】ずっと前に閉店になり、ほとんど廃墟となっているハンバーガーショップ。ここは動物のロボットが舞台の上で歌ったり踊ったりするのが売りだった。深夜に泥棒や不良が入らないように見張るバイトになった主人公。管制室でモニターを見るだけの仕事だったはずが、ここは何かがおかしい...ニコラス・ケイジの「ウィリーズ・ワンダーランド」と半分まで一緒で、あっちのがぶっ飛んでいて好き。本作もブラムハウスの製作なので後半の盛り上げ方はうまい。

FARANG/ファラン
【1,700円】昼はホテル、夜はムエタイの賭け試合に出場する主人公。妻との夢がビーチにレストランを開くこと。その資金のためギャングから運び屋の仕事を引き受けるが失敗してしまったため、妻は殺され、娘は連れ去られ、主人公も瀕死の重傷を負う。傷が癒えた主人公は娘の手掛かりを探すためギャングのメンバーをパーティー会場へ、工場へ、アジトへ、単身で乗り込み襲ってくる敵を素手で倒して行く...自分の肉体だけが武器の戦い方がなかなかエグい。敵の肉体が破壊される様子が執拗に描かれる。ラストはほとんど戦う力も残ってない状態で黒幕にたどり着くが、相手が潔かったので助かった。

オペラ座/血の喝采
【1,500円】「サスペリア」のダリオ・アルジェント監督による1987年の作品。ホラー味は薄くサイコキラーによるミステリー。この監督は主人公がイタリア美人か美少女。そこは安心してよい*1。主人公は何度も犯人に襲われているのに、毎回殺人の現場を見させられるだけ。目の下に並べた針をテープで貼られ、目を閉じることができない。この手間がかかる精神的な拷問をやりたい動機は最後までわからなかった。

嘘喰い
【1,500円】一言で説明すると「ライトな『カイジ』」。原作は50巻くらい続いているんだな。命を賭けたゲームに挑み、絶対的に不利な状況を主人公が打開するのが見所だが、なんか細部の描き方が軽くて爽快感が薄いんだよなあ。

フローズン・グラウンド
【1,900円】どんだけニコラス・ケイジが好きなんだと。12年間に24人の女性を拉致監禁ののちに殺害した実在の事件をもとにした2013年の映画。容疑者はいるのだが証拠がまったく無く、家宅捜索の許可さえ降りない。唯一の頼みは殺害される前に逃げ出した10代の娼婦だが、警察に協力してくれない。保護をしようとしても逃げ出す。その間にも彼女に犯人の魔の手が迫る...エンドロールで殺害された女性の顔写真が出てくる。犯人は懲役461年の終身刑になったそうだ。

ほかにもこの2本を見たが、感想を書くに値しない作品だったので省略。

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  • 杉枝 真結
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*1:なにが