「愛はお金です」by 三軒家万智

「家売るオンナ」第1シーズンの最終回。

   
   「愛は言葉、愛は思いやり、人はあれこれ言いますが愛はお金です」

   
   「!」

ここで初めて見たのが少女役の堀田真由。いまでは人気俳優の一人だ。「愛はお金」って言い方は乱暴だが、言葉だけでなく形に見せられるのが本当の愛だ、ってことだと思う。私がこのシーンを思い出したのがこの記事を読んだから。

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以前に見たこの映画が同じ状況で、

ドナー登録をしている松本若菜に、適合する患者が出たと連絡が来る。夫や義母は猛反対。だが本人は飄々としていて(この飄々さこそ彼女の持ち味)「私が断ったら、どこかの誰かが死ぬかもしれない。その思いを一生かかえていくのはイヤ」と病院に行く。この16人がそう思えなかったとしても責められない。だから、ここはお金で解決しようよ。お金に関係なく提供できない人、お金に関係なく提供したい人はいると思う。その中間の、金額によっては提供できる人を逃したくない。金持ちだけが助かるのか、と批判がありそうだが、医療ってそもそも金次第ではないのか? 医療保険とかガン保険ってそのためのものだろう。この記事のようなケースなら融資をする金融機関や篤志家が名乗り出るかもしれない。骨髄液は提供できないが、金なら出せるぞと。募金やクラウドファンディングという手もある。ただし、アメリカで心臓移植の手術を受けるための金なら抵抗はないが、日本国内の誰かに渡す金だとなんか悔しいと思う人もいるはず。でもめったに存在しない適合者だからしかたないよ。かりに3000万円を手にしたとしても、それは少女を救うために神から授かったギフトの対価だ。骨髄液は年令制限があるので提供できないが、私でもできる献血にあさって行ってくるよ。最近はビスケットやせんべいが出ないんだよね。