「どうする家康」の前々回での北川景子のブチ切れ演技がいろいろな所で絶賛されている。
とくに前半はおしとやかだが凜としたお市の方で出演したので、それとの対比が良かったみたい。以前も書いたが我々から見るといつもの北川景子だが、茶々役で彼女の評価がもう一段、上がったようだ。とくに前々回は茶々と対決する阿茶役の松本若菜が上手だったのでシーンとしてのクオリティが上がり、結果的に北川景子も得をした。当然、これまでの実績がなければこの役をもらえなかったわけで、セーラーマーズ、Dear Friends、家売るオンナのキレ芸がすべて無駄ではなかったのだよ。あとバランス的に茶々の前に「女神の教室」で普通の人を演じておいたのは良かったと思うよ。ドラマの方は秀吉が死んでからがすごい駆け足。前回は関ヶ原の戦いが終わったところから始まって一気に10年進んだからね。本来は秀吉が死んでからが家康の人生の最盛期なのだが、このドラマはタイトルのとおり三河のヘタレな若殿が今川義元、織田信長、武田信玄、豊臣秀吉に翻弄されながらも家臣と力を合わせて乱世を生き延びて行く話なので、関ヶ原のあとはエピローグみたいなものか。
「パリピ孔明」は来週の第10話が最終回だそうだ。ちょっと意外だった。話の先が知りたかったのと原作とドラマの比較もしたかったので単行本の11巻、12巻、13巻をkindleで読んだ。
サマーソニア(音楽フェス)が大きな山場であり、原作は3巻で描かれるのでドラマも2話でやるのかと思ってたら最終回の1話に詰め込むのか。これはかなりの駆け足になるなあ。原作では圧倒的に不利な状況で孔明が仕込んだ3つの計略が同時に進行するが、さて45分でどう描かれるのか楽しみだ。