多岐川華子「はじめてののど自慢」

動機も意図もまったく不明だが、よりによって2011年の元旦、華子様がテレビで歌った。意味不明すぎて気持ちを整理するのに3日かかった。「新春オールスター歌がうまい王座決定戦」、要するに芸能人ののど自慢大会だ。そういえば昔はこういう番組が山のようにあったよね。正月と言わず、レギュラーでやっていた。
     
左から2番目、アシスタントを数えると左から4番目の薄紫の服が華子様。出場者の内の半分、華子様と同じAブロックがこんな人。
     
華子様の対戦相手はトミーじゃないか。トミー、久しぶりに見たな。でも一般の視聴者、私のブログの読者以外は

  トミー久しぶりだな。で、対戦相手の人は誰っ(`Д´)!!!!

と思っただろう。この安座間美優が開発した「誰っ(`Д´)!!!!」、私のブログで実に重宝している。私のブログで取り上げる人は北川景子以外は全員が「誰っ(`Д´)!!!!」だからね。そういう北川景子だって、ついこの間までは「誰っ(`Д´)!!!!」だったんだ。だからみんながんばるのだ。それにしても華子様はなぜここにいるのだ? バーターの小野魔弓はいないし、サンミュージック勢の姿も見えない。かといって華子様に「歌がうまい属性」は無い。なぜだ、なぜなんだ。
     
お母様が審査員...○| ̄L...事務所のバーターじゃなくて親子のバーターか。そのカードをここで切っちゃう? どうせならこんな番組じゃなくてドラマや舞台にしてよ。いままでにいくらでもチャンスはあったじゃない。そんな私の思いと関係なく番組は進行していよいよ華子様の登場。紹介が

     

  多岐川裕美の愛娘・華子が初挑戦

...○| ̄L...しょうがないよね。その関係でここにいるんだから。ビデオが流れる。
     
意味不明...○| ̄L...華子様の衣装はこんな感じ。
     
なんちゅう衣装だ。ここで審査をするお母様に振られる。

     

  有田「ちゃんとやってくださいよ! 公平にやってくださいね!」

  裕美「困るのね、国広さんはお友だちだし。困っちゃう、この組み合わせは」

だいじょうぶ、これは数合わせの対決ですからどっちが勝ち上がろうと視聴者はまったく興味がありませんし、上位の入賞者には影響を与えません。いよいよ歌が始まる。
     
華子様が歌うのは今井美鬼の「PRIDE」。プライド...それはあなたにもっとも欠けている物です、華子様。
     
いやいや、華子様はなかなか上手だ。少なくとも音程はぴったり、寸分の狂いもない。歌声もふだん話している声よりきれい。だが...

  怖ろしく元気が無い...○| ̄L...

だめでしょう、もっと元気に歌わないと。トミーに負けてしまいます。歌が大の苦手の子が音楽のテストでみんなの前で歌っているような。さっき見せたのはAブロックだが、Bブロックの方はどんな人がいるのだろう。華子様を横から撮ったショットでこちらの出演者がわかる。
     
なんでヨッシーがいるんだよ。変でしょ、素人ののど自慢大会にプロが混じってちゃ。いや、プロのミュージシャンと見なされてないのか。期限切れなのか。免許が更新されなかったのか。隣の秋本奈緒美だってプロじゃなかったっけ? その意味では華子様の右腕に隠れている国生さおりもそうか。みんな免許が切れているミュージシャンだ。しかもこの時点ではわからなかったが、Bブロックの覇者が華子様の左腕に隠れている藤田朋子だからすごい。悲しい、正月早々、悲しすぎる。ここに鈴木亜美が入っていたら正月のお茶の間の涙を誘ったであろう。
     
私がBブロックの出演者に涙している間に華子様が無事に、しかし元気が無いまま歌いきった。つづいてトミーは「時の過ぎゆくままに」。やはりこういうサビが盛り上がる歌にしないと。でも、おそらく2曲目を用意してない華子様。無難に1曲を歌いきり1回戦で負ける、理想的な展開です。感想を求められ

     

  上田「多岐川さんどうだった? 緊張した?」

  華子「緊張よりも声が出なくて。悔しいですね」

  上田「もっと行けたんじゃないかと」

  華子「はい、もっと行けたんじゃないかと」

狙ってたんだ。上位入賞を狙ってたんだ。ここで審査員のお母様に感想が振られる。

     

  裕美「困りましたね、国広さんうまいですね。どうしよぉ〜」

     

  裕美「娘のは初めて聞いて...あの〜〜なんて言うのかな...いい感じだったの」

  (場内爆笑)

  国広「かわいいですね〜」

対戦相手にフォローされてどうする。この人、若いときはカミソリのようにクールな美人でこういうキャラではなかったと思うが。娘以上に天然の母。ここで得点の発表。
     
一票差! これはおいしい。無難に歌って一票差で負ける。これで面目が立ちました。さあ、さっさと帰ってタコライスの出前だ。
     
健闘を讃えてトミーと握手。いやあ、よかったよかった。新年の初仕事が無事に終わりました。

     

  上田「お母さんは2票ね、娘さんに」

  裕美「ホホホホホ」

  有田「あんだけ国広さんにうまいうまいって言っときながら(怒)」

お母様は2票入れたんだ。高木美保八代亜紀は1票しか入れてないのに。でもよく1票差の接戦になったな。きっとお母様と一度でも共演したことがある人は華子様に2票入れたんだろうな。しかももしお母様が3票入れてたらトミーと逆転したんだ。あぶねえなあ。よく思いとどまった。つぎの仕事はあるのかなー