4月に読んだ本

不連続の世界

不連続の世界


★★★ 恩田陸をつづけて3冊読んだら、どれがどうだったかもうわからなくなってるよ。なんかSFっぽい話じゃなかったっけ

プリンセス・トヨトミ

プリンセス・トヨトミ

★★★ 関西三部作の最後。前二作に比べてスケールを大きくした分、作者の筆力がついて行かなくて残念

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

★★★★★ 最後の1行でトリックが完結するという短編集。この手の作品はトリッキーなだけで物語としてつまらないのがほとんどだけど、どうしてどうして、これはよくできている。すべて戦前だが20〜30年代あたりの旧家の令嬢が主人公でなかなか読ませる。最後の1行に行く前に物語の全貌は見えてしまうのだが、その1行がどれもしゃれている

鬼の跫音

鬼の跫音

★★★★★ ここ数年で出てきたミステリー作家ではこの人が断トツの一番でしょ。初の短編集だけど面白かったよ。もう内容を忘れちゃったけど

([か]2-1)てのひら怪談 (ポプラ文庫)

([か]2-1)てのひら怪談 (ポプラ文庫)

★ ケータイのサイトに投稿された2ページ以内のホラーなんだけど、所詮は素人。だめだめ

★★★★★ だったらどうすればいい?という部分は弱いんだけど、資本主義、グローバル資本主義、日本とはどういう国なのか、を再考する本。すべて一面的な見方すぎる嫌いはあるが、それをわかって読めばそういう本のが面白いんだよね

初恋 (光文社古典新訳文庫)

初恋 (光文社古典新訳文庫)

★★ いちおう読んでみたよ。小説と映画の違いは、小説は少年の視点だけで書いてあり、映画は少年と華子様の両方の視点、というか三人称で話が進む。小説のように少年の視点だけで映画を作ったらどうなったのかな。華子様の出番が減るからダメ!

粘膜人間 (角川ホラー文庫)

粘膜人間 (角川ホラー文庫)

★★★★★ すげえな、この本。作者に会ってみたいよ。いや、一生会いたくない

他者と死者―ラカンによるレヴィナス

他者と死者―ラカンによるレヴィナス

読書中 マイブームの内田樹なんだけど、これは手強いぞ。なかなか先に進まない