多岐川華子「趣味の園芸」

先週のつづきで、片言の日本語が話せるフランス人シェフのローランさんから、きょうはハーブの話を聞く。
     

  華子「ハーブって不思議ですよね。小さな葉っぱ一枚で料理の味をがらっと変えてしまうこともあるんですから」

華子様、きょうもお美しい。きょうの掴みのセリフ、思い切り平坦に言ってのけましたが、みんな華子様の美貌に見とれているからだいじょうぶです。NHKのアナウンサーのナレーションが流れてハーブがつぎつぎと画面に映る。そんなのはいいから早く華子様を映せ*1
     

  華子「じょうぶですだてやすいものが多いのもうれしいですよね」

わかりました。華子様の弱点はやはり「そ」です。これを克服しないとお母様のような大女優にはなれません。前歯が邪魔という点は十分理解しますが、これは避けて通れません。そもそも、これは園芸番組。この先、1日1回は「育てる」という単語が出てくるとお考えください。
そういえば、私が尊敬するグラビア評論家のsikenさんが「歯ぐき美人のうまい言い方はないだろうか」と書かれていたので、「ついでに出っ歯美人のうまい言い方も考えてください」とお願いしたら、素敵な表現を考えてくださった*2

  アクティブな前歯

いい!たとえばオリンピックの100m走でライバルにまったく差が付かない。これは1/100秒の争いになるに違いない。ゴールに近づいてスパートをかけるが、敵もスパート。心臓と筋肉はとっくに悲鳴を上げている。ゴールだ、思い切り顔を突き出すんだ。あ、敵も顔を。なら、前歯だ!って、こんな緊張感と切迫感がある表現ではないか。だが華子様はそこまで勝負に賭けたことはないし、これからも無い。あるいは、両親から受け継いだ並々ならぬ才能と美貌がありながら本人はタコライスとビールばかりでなかなか本気にならない。もっと前へ!もっと前へ!唯一、アクティブな前歯だけが一歩前へ出た。そうか、ご本人がいつの日か女優業に目覚める日が来て、華子様の本体も一歩前に出てくだされば、前歯だけでなく華子様ご自身がアクティブになれば、身体が前歯に追いつく。そうすれば相対的に前歯が引っ込んで*3「育てて」も言えるようになるのか*4
ハーブを酢漬けにすると、いろいろ用途があるそうだ。お酢が嫌いな私はぜんぷパスだよ。ローズマリーの酢漬けはソーダで割るとおいしい飲み物になるそうだ。
     

  華子「う〜ん、おいしい。お酢だからヘルシーだし、あんまりお酢のきつい匂いもしないんですね」

うー、この角度だと前歯のアクティビティが増す。だが、ローズマリー酢のソーダ割りはお気に召されたようだ。でも「あんまり」を付けると「お酢のきつい匂いが少しはする」の意味になってしうのでお気をつけください。つぎはラベンダーの酢漬け。これは拭き掃除に使う。うちの女房もこれが好きで、お酢が苦手な私はたまらない。出て行けということか。そうだろうな。画面では華子様が生まれて初めての窓ふき。
     

  華子「私は家でもアロマオイルを使っていて、すご〜く落ち着きますよね〜」

華子様の場合、落ち着きはもう十分に、必要量の500%くらいお持ちです。これ以上、落ち着いてどうしますか。唐辛子でも焚いてもっと攻撃的になっていただくとファンは安心します。
     

  華子「ハーブは可能性に満ちあふれた植物。ぜひみなさんもハーブを育てていろいろと使ってみてくださいね」

あなたもご自分の可能性に気がついてください
・・・
と、ここまで書いて手動キャプチャーを撮るためにデジカメで撮影したんだよ。安座間美優は一時停止にすると口元がブサイクになっていることが多くてけっこう苦労する。ところが華子様の場合はどこで止めても表情に隙がない。そうか、発音重視の安座間美優と、ビジュアル重視の華子様の違いなのだな。それを両立するのが理想なんだけど、やはり笑顔の口元のままで全部の音を発音するのは無理があると思う。こうなったら、どこかの局のお天気キャスターになってアナウンサーの特訓を受ければいいのか...無理だ、あんな長いセリフを覚えられないし、カンペの漢字が読めない...

*1:植物の番組だから

*2:http://d.hatena.ne.jp/siken/20090425

*3:どんな理屈だよ

*4:きょうの記事だけ読んだら、筆者は華子様が好きなのか嫌いなのかわからないぞ