春の映画まつり「マッドマックス フュリオサ」「あんのこと」

   

前作を見た経験からいうと、この映画は映画館で観ないと面白くないと思う。近所の映画館でもやっているのだが、せっかくだから新宿くんだりまで出向いてドルビーアトモスで見たよ。360度の壁、天井からも音が鳴って、エンジン音の振動が伝わってくるぞ。主演はアニャ・テイラー・ジョイ。しかし、よくこの映画に出たな。この人はてっきりハリウッドの広瀬すずだと思っていたのだが、柴咲コウ、いやもっとだ、釈由美子だった。マッドマックスはこれで5作目だと思うが、5作目にして初めてマックスが出てこない。と思ったら砂漠を疾走するフュリオサを丘の上から見下ろす黒い車の男が5秒くらい映るんだよね。あれがじつはマックスでしたというサービスシーンではないかな。前作でのフュリオサ役であるシャーリーズ・セロンとは年が違いすぎるから、この映画の何年後かが前作だと思ったら、すぐ後だったよ。

   

こっちから見たかったよ。能天気なマッドマックスのあとに、これ以上ないほどのバッドエンドでどよーんとして帰る哀しさよ。最初に「実話がもとになっている」とクレジットされる。どこまでが実話だったのか知りたくてパンフレットを買おうと思ったら売り切れだよ。しっかりしろよ、新宿武蔵野館。しかし、主演が河合優実で平日の新宿武蔵野館、ガラガラかと思ったら7割近い入り。この映画館で7割って、ほぼ満員なんだよね。そうか、ついに河合優実はブレイクするのか。でもこの人は番宣でバラエティ番組に出ても一言もしゃべらないんだろうな。テレビドラマのラブコメディとかアニメの実写化映画なんか出なくていいから良い作品に出てゆっくり大きな花を咲かせて欲しいな。

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って、これでは2作ともどんな話かわからないか。どちらも新宿まで観に行ってよかった。以上。