今回もいろいろ。
わたしの幸せな結婚
【1,200円】娘がSnow Manのファンで映画が封切られると観に行っている。Amazonに入るといちおう見てみるのだが、「おそ松さん」は5分で挫折、消防士のやつも15分で挫折、これは初めて完走できた。もともとはライトノベル、それがアニメ化され、さらに実写化されたのが本作。フェミニストが見たら発狂しそうな映画だが、拗らせてない女性なら「大正版シンデレラ」、「異世界版おしん」として楽しめるのではないかな。今井美桜をいじめるお嬢様役が「ベイビーわるきゅーれ」の髙石あかりだった。この人はこういう役で需要が多そう。しかしこの映画、横浜流星と浜辺美波で見たかったなあ。
クズとブスとゲス
【1,500円】タイトルに偽りあり。クズとゲスは出てくるけどブスは出てこない。ブスが不細工な男性を指しているなら主人公がそれ。種類が異なる4人のクズが出てくる。この4人の運命がつぎつぎと絡み合ってカタストロフとなる。だが誰にも感情移入ができないので(クズだから)誰がどうなろうと安心して見ていられるのが良い点。女性が無事で良かった。
クエスチョン
【1,200円】月をまたいだらAmazonからもU-NEXTからも消えてしまった。舞台設定や犯人の動機の目新しさは良いのだが、後味が悪すぎる。てっきり主人公は奇跡的に生き残って最後に犯人に復讐するのかと思ったら、あのまま死んじゃったのか。しかも残された一人娘は犯人が連れて行くって。これ絶対にアメリカ映画ではないだろうと調べたらイギリス映画。やっぱり。
マッド・リベンジ
【1,000円】ポスターから想像する内容は「自分たちを酷い目に遭わせた男に狂気の復讐をする」だろ。まったく違うよ。女子高生は出てこないし復讐されるのはむしろ主人公側。しかも舞台は日本よりは大きいとはいえ一軒の家の中。登場人物は犯人のほかには4組の男女。いかにもスケールが小さすぎる。犯人や彼の動機が冒頭から明らかになるが、これが徐々に明らかになるようにしたらミステリーの佳作になったように思う。
最終絶叫計画
【1,000円】ホラー映画のパロディである邦題「最終絶叫計画」、原題「Scary Movie」はシリーズとして5作が作られていて4作目を除いて配信されている。1作目は「スクリーム」のパロディで連続殺人が起きる。だが2作目以降はただのドタバタで、2作目は「エクソシスト」と幽霊屋敷物、3作目は「リング」と「サイン」、5作目は「パラノーマル・アクティビティ」、「死霊のはらわた」、「インセプション」、「ブラック・スワン」。ほかにも真犯人が明らかになる過程が「ユージュアル・サスペクツ」だったり、戦い方が「マトリックス」だったり映画の小ネタが多数。さらにギャグとしての黒人差別が多いが、これはいまなら無理だろうな。だがそれだけの映画なので1,000円。シリーズ共通のヒロインはかわいい。