【異世界通信】数値化の鬼

数値化の鬼――「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法

本屋の平台にこの本が積まれていた。

「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法

数字がすべてではない。ただ、数字を無視して成長した人は誰1人としていない。
6年で2000社以上が導入した「いま、もっとも人を成長させるマネジメント法」の識学。そのエッセンスの中でも特に「伸びる人」に共通する考え方を紹介

数字で語ることはたしかに重要だ。会社で「すごく」「かなり」「ほとんど」と言うと「かなりって何パーセント?」と突っ込みが入った。その日々が懐かしくなって本を手に取りパラパラと見てみた。こ、この本は...

ページ番号以外に数値が書かれていない

数値化の重要性を数値を使わずに説明する。それはそれですごいか。私がこの本を書くなら、あくまで主観である大きい小さいを、数値を使うことで客観化する重要性を例をまじえて説く。つぎに統計的な数値を見るとき、見せるときに誤解が生じやすい母数の取り方や割合を示すときに分母を何にしているかを確認することの重要性などを例を示しながら説明するが、それではただの「数値化の人」。「数値化の鬼」になるには数値を使わないで説明しなければならないのだ。まいった。