なんだよ、さんざん馬鹿にされた東京オリンピック選手村の段ボールベッド、パリオリンピックでも採用じゃないか。
あのベッド、上にエアウィーブが敷いてあるから寝心地は抜群のはずなんだよね。土台がなにかより上になにが敷いてあるかでしょ。下が剣山でも安眠できるかもしれない。以前にテレビで見たけど、あの会社はもともと釣り糸を作っていたんだよね。製作の過程で出てくる樹脂の繊維クズをなにかに利用できないかと考えて作ったのがマットレス。さっそくデパートや寝具店に持って行ったが置いてくれない。こうなったら口コミに頼るしかないと200枚だかをアスリートに無料で配った。そのうちの1枚が浅田真央ちゃんの知り合いの手に渡り、これいいよと言われて真央ちゃんが自分で購入した。オリンピックに行くときか帰るときの空港で、荷物のカートに丸めたエアウィーブが乗っかっている映像が日本中に流れたというストーリーのはず。この時点ではエアウィーブと浅田真央とのコンタクトはまったくなかったにもかかわらずだ。選手の皆さんの活躍や、ボランティアのみなさんの頑張りを別にすると、エンブレムから始まってケチの付き通しだった東京オリンピック。選手村のベッドと味の素の餃子だけが日本人として誇らしい話題だったな。このエアウィーブの話、映画化してよ。