花粉が飛び交うビデオまつり「ブレイン・ゲーム」「おじいちゃん、死んじゃったって。」

4本見て目玉になる作品が無い。だがこれ以上増やすと記事を書くのが面倒になるのでいったん棚卸し。

ドント・ヘルプ

 【500円】3人姉妹が金持ちの家に空き巣で入るが現金が見つからず主人に見つかり夫婦を縛りつける。地下室で子どもが助ける声が聞こえるので様子を見に行こうとするが夫婦は「ドント・ヘルプ」。虐待されて育った自分たちに重ね合わせてベッドに縛り付けられていた少女を助けてしまう．．．オカルトって宗教的な素養がないと、これで良いのか悪いのかよくわからないよ。

ブレイン・ゲーム(吹替版)

 【1,200円】アンソニー・ホプキンス演じる主人公は引退した捜査官。まったく手掛かりがない連続殺人事件の捜査にかりだされる。彼は他人の身体や物に触れるとその人や持ち主の過去だけでなく、断片的ではあるが未来を見通す力がある。捜査を進めた結果に浮かび上がった犯人像、それは自分と同じ力、いやそれ以上の力を持った人間が犯人で、その犯人に自分たちは巧みに誘導されていたことを知る．．．タイトルからして犯人と知恵比べをする話かと思ったら、ここまで行くと超能力対決じゃないか。

アリス・スウィート・アリス　レストア版（字幕版）

 【1,000円】これ、有名な映画なのかな。ある田舎町で起こる連続殺人事件。最初の犠牲者は本作がデビュー作と言われてる8才のブルック・シールズ。30分を残して意外な犯人が判明するが、それは観客だけがわかり、以降は警察がどうやって犯人にたどり着くか、犯人はどう犯行を重ねるかという展開になる。名作と言われているけど私はピンと来なかったな。

おじいちゃん、死んじゃったって。

 【1,500円】岸井ゆきのの主演作。Amazonのレビューでは酷評されているが私は最後まで楽しめたな。急死した爺さんの葬式のために親戚が集まる。みんなそれぞれちょっとダメな人で、でもダメな人なりにちゃんと考えて行動している。酷評の理由のほとんどが「何も起こらない」だが、何も起こさずに最後まで引っ張る脚本と演出はなかなかだと思うのだが。では1,900円払って映画館で観る映画かというとたしかに疑問だ。