真冬のビデオまつり「インビ​ジブル・スクワッド」「バッド・ジーニアス」

年末年始100円セールのつづき。

インビジブル・スクワッド

インビジブル・スクワッド

  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】なんとイタリア版のX-MEN、ただし子ども。2014年の映画だが、物語の発端はロシアで研究されていた軍事目的の超能力舞台。てか、あいかわらずロシアは悪の王国なのかよ。ヨーロッパの感覚だとそうなのかもしれない。日本なら中国だな。でも中国を悪の帝国にしてる映画ってあったっけ? 向こうの映画ではインチキな抗日戦の映画があるらしいから日本も作ったらいい。X-MENに比べるとスケールはすごく小さいが、イタリア製だけあって全体的におしゃれで、子どもがかわいいので1,500円。

ハロウィン(吹替版)

ハロウィン(吹替版)

  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: Prime Video
 

 【1,900円】昨年に公開されたジョン・カーペンターが製作総指揮の正統な続編。1作目の主人公が40年経ってお婆さんになってたり、ふたたびマイケル(犯人)と再び相まみえるために武装をして子どもを教育しているのはターミネーターと同じ。ただマイケルを怖れるあまり娘を12年間も地下室に監禁して逮捕されたり、孫娘には主人公の思いが伝わってなかったり。全体的にスピード感と緊張感が最後まで持続する良作。40年間も準備したわりにすぐにやられちゃうのだが、そこからの逆転が見事。ラストの方で出てくる家の仕掛けが面白い。

ウィッカーマン (字幕版)

ウィッカーマン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】意外などんでん返しがある映画として紹介されていたので見てみた。これはリメイク版で初版は1973年なんだね。「ミッドサマー」や「アントラム」と同じ方向性。結末を知っちゃっていたので意外さは半減。ただ知らなかったとしても伏線があるといえばあるし、無いといえばないので、やられたー!という感じではなかったと思う。意外な結末というより、胸糞悪い映画のカテゴリー。せめて主人公が悪い奴なら腹落ちするのだが、ニコラス・ケイジが何をしたっていうんだよ!

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(字幕版)

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(字幕版)

  • 発売日: 2019/02/06
  • メディア: Prime Video
 

 【1,600円】やっぱタイの映画はしっくり来るわあ。役者の表情とか登場人物の心の動きに違和感がない。主人公は高校でいちばんの成績の特待生だが、あるきっかけで家が金持ちだけど成績が悪い子のカンニングの手助けをする。恵まれない境遇や学校への不満への復讐と、自分の知力でいかに鮮やかにカンニングをさせるかに挑戦するために...タイの高校生って成績が良い子はシンガポールに留学し、もっと成績が良い子はアメリカに留学するみたい。そんな子たちと、遊んでばかりいる大学生やクイズ番組に出演ばかりしている東大生は勝てるのか。そっちが不安になる映画であった。