春のビデオまつり「カラー・アウト・オブ・スペース」「EMMA/エマ 人工警察官」

たまってしまった。

パペット・マスター(字幕版)

パペット・マスター(字幕版)

  • 発売日: 2020/05/13
  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】なにか悪いことをした(忘れてしまった)人形作家の作品のオークションが行なわれる。各地からその人形を持っている人が集まり、パーティーの後でホテルに宿泊。その人形が動き出し次々と人間を襲う...いくら凶暴といってもしょせんは人形だからみんなが力を合わせれば勝てそうなのに人間側がバカすぎてどんどん犠牲が増える。とくに主人公がバカで、ラストでボスにとどめを刺さないからヒロインが犠牲に。

カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-(吹替版)

カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-(吹替版)

  • 発売日: 2020/10/14
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】原作はラブクラフトの「宇宙の色」だそうだ。人里離れた場所に住む家族の庭に隕石が落ちてくる。小説は「人間が見たことない色」らしいが映画ではそういうわけにもいかず赤紫というかピンク。またしてもかわいそうなニコラス・ケイジ。着地点が見えないストーリーの面白さはあった。ミステリーは犯人を見つけて逮捕する、恋愛映画は相思相愛になる、アクション映画は悪者をやっつけるでしょ。だがこういう映画はなにがゴールかわからないわけよ。それにしてもニコラス・ケイジをはじめ一家がかわいそうすぎる。なにも悪いことをしてないのに。

癒しのこころみ 自分を好きになる方法

癒しのこころみ 自分を好きになる方法

  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】セラピストの物語。どうってことない話だが、松井愛莉が主演という希少性がすべての映画。

ズーム/見えない参加者 (吹替版)

ズーム/見えない参加者 (吹替版)

  • 発売日: 2021/04/07
  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】全編ZOOMで進行するホラー映画。ただZOOMではないにしろチャットのホラー映画はすでに何作も作られており、草分け的な作品である「アンフレンディッド」だけで怖いパターンが出尽くしてしまってそれを超える物がない。本作は原因を作ったのに逆ギレして主人公を責める中国人の女性が不快。

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【1,600円】 以前に感想を書いたので省略。全員が不幸になるので300円マイナス。

妖怪人間ベラ

妖怪人間ベラ

  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: Prime Video
 

 【200円】ドラマ版を見たので映画版も見たほうがいいよね...これはひどい。これならドラマ版の総集編を2時間にまとめた方が良かったのではないか。ドラマ版では出なかった変身後のベラが、映画版では最後にちょっとだけ出るので200円。

EMMA/エマ 人工警察官(字幕版)
 

 【1,800円】タイトルとポスターを見るとロボットの警察官が暴走して人間をばったばったと殺す話だと思うでしょ。ぜんぜん違うよ。警察官の殉職を減らすために防御力に優れたロボットの警察官が作られる。ほぼ人間と同じ動きと思考をすることができるが「人間性」が無い。そりゃそうだ、ロボットだもん。それを学ぶため主人公の警部にだけ正体を明かして警察署に配属される。同僚の刑事や警部の家族には「優秀だが変わった人」。ロボコップみたいな大立ち回りはなく、医学や薬学の膨大な知識でほかの刑事や検視官が見落とした点から事件を解決するという知力重視の物語。細かいところでの頓珍漢ぶりが面白い。だがラストで彼女が寝ているときに部屋に入ってきたのは誰?とかラストシーンで彼女が取り出した子どもの写真は何?と疑問だらけでエンディング。調べたら全8話のテレビシリーズのパイロット版2話を映画化したそうだ。結局、テレビシリーズは没になったそう。ハリウッド製のロボット物と違って、こちらはフランス製なのでとにかくおしゃれ。続編を作ってくれんかのう。

 【1,500円】主人公は謹慎中の渡部と若い頃の郷ひろみを足して2で割ったような青年。こそどろに入った家で監禁されている女性を見つける。犯人(ポスターの男)が帰ってきたので逃げ出し警察に通報するが、調べに来た警官を犯人がうまくあしらい女性を助けれれない。こうなったら自分がなんとかするしかないと思う主人公だが、犯人の魔の手が家族や友人にも迫る...主人公がとにかくゲスでヘタレ。なのでむしろ犯人を応援してしまうという珍しい映画。