新年ビデオまつり「FOUND」「オーガストウォーズ」

年末年始の100円セール、大量に作品が投下された。とても全部は見きれないので、ちゃんとした映画は録画して、ちゃんとしてない映画を生で見たよ。そのちゃんとしてない映画を5本。

FOUND ファウンド(字幕版)

FOUND ファウンド(字幕版)

  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】主人公は身体も小さくいじめられっ子。両親と兄の部屋を探して彼らが隠しているものを見つけるのが趣味。ところが兄の部屋から生首を見つけてしまった...ポスターの図柄からホラーかと思ったが家族の物語。いじめっ子にいくら言ってもいじめを止めないのでボコボコにしてしまう。まさか主人公が殴ってくると思わなかったので油断したんだな。牧師や親が暴力はいけないと諭すが、じゃあどうしたらあいつらはいじめを止めるのさと。思わず主人公に共感してしまったが、その主人公は圧倒的な暴力の前に立ちすくむのがクライマックス。

シグナル(吹替版)

シグナル(吹替版)

  • 発売日: 2015/10/04
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】大学生3人組が謎のハッカーを探し一軒家を突き止める。そこで何かに襲われ隔離される。どうもエイリアンに接触したらしい。職員は全員が防護服を着て接し、毎日いろいろなテストを受ける。身体にもなにかの力が発現している。知恵を絞って脱出する3人、だがこの町はなにかおかしい...いろいろな謎が提示されるが、どれも解決されないまま、自分で考える材料も提供されないままジ・エンド。なんだよこれ。

オーガストウォーズ (字幕版)

オーガストウォーズ (字幕版)

  • 発売日: 2017/07/07
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】このポスターを見たら宇宙から来た巨大ロボットが町を荒らし回り母親が息子と逃げる話だと思うじゃん。ぜんぜん違う。このロボットは子どもの空想で、現実世界はガチの戦争。いまから10数年前に実際にあった話でどこかの国がどこかの国へ国境を越えて侵攻する。平和維持軍に入っている祖父に呼ばれて村に滞在した息子、そこで起こるはずがない戦争がおっぱじまり、母親が救出に行く。といってもただの母親なので息子のところまでなかなかたどり着けない。いろいろな人が彼女を助けてくれるが、この母親、息子のことで頭がいっぱいで感謝をするということを知らない。ハッピーエンドなんだが、この母親の態度で妙に後味が悪い映画。

ショートウェーブ

ショートウェーブ

  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】私が洋画でいちばん怖かった「フォース・カインド」に似ている。誘拐された子どもの手がかりがなく鬱状態の主人公、夫と林の中の家に引っ越す。夫は別の天体から来る電波の研究をしておりついに電波を捉えたが、受信機から聞こえる雑音が彼女にビジョンを見せる...いままでに無いパターンの映画で話は面白いのだが、最後はもう滅茶苦茶、主人公がかわいそうすぎる。

 【1,000円】どこからともなくバイクに乗って現われ悪人を殺して去って行く伝説のヒーローがいた。それを目撃した3人の子ども。兄弟の2人は、兄は刑事、弟は麻薬の売人に転落する。もう一人の子どもはギャングのボスの息子で、父親が謎のヒーローに殺されるところを目撃し復讐を誓う...プロットは悪くない。私の好きな復讐ヒーロー物だ。だが人物描写が浅すぎていまいち話に入り込めない。あとギャングが弱すぎ。