秋のビデオまつり「ハルカの陶」「マルホランド・ドライブ」

昨日、用事があって会社に行った。いつもの牛タン屋に行ったら健在。お姉さんに聞いたら去年の9割くりの売り上げだと。ちょっと高いけどおいしい店は残っているんだよね。

ミミック (字幕版)

ミミック (字幕版)

  • 発売日: 2016/12/01
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】ギレルモ・デル・トロ監督のホラー映画というより怪獣映画。この監督、円谷プロの着ぐるみの怪獣が大好きだからね。Wikiで見たら公開が1997年で、制作費3000万ドルに対して興業収入2500万ドルって大赤字じゃないか。ゴキブリが媒介する病気が発生し、治療法が無く子どもは死に至る。主人公は遺伝子操作でゴキブリだけを殺す昆虫を作り病気を食い止める。その昆虫は寿命が半年で繁殖能力が無く一世代だけで死ぬ。はずだったが突然変異で繁殖力を身につけた個体がさらに進化し人間と同じ大きさになりニューヨークの地下で生きていた...手の込んだウルトラQって感じで、物語の盛り上げ方や畳み方が映画として上手。ただ監督が作りたかった怪獣映画を作っちゃったという作品で大赤字だったのは納得できる。

RENDEL レンデル(吹替版)

RENDEL レンデル(吹替版)

  • メディア: Prime Video
 

 【800円】なんと、フィンランド製のヒーロー映画。でも力が強いだけで必殺技もないし武器もない。ついでに計画性も無い。殺された妻と子の復讐のために暴れ回る。敵のボスによってつぎつぎと送られる刺客と主人公の力のバランスが変というか、この人がそんなに強いなら最初から出せよと。このあたりの計画性も映画に無い。

ハルカの陶

ハルカの陶

  • 発売日: 2020/09/02
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】私が好きなお仕事修行物。初主演の奈緒さん。最初、タイトルが「ハルカの胸」に見えたので、この人は身長157cm、体重40kg、バスト78cmのガリガリなのでミスキャストと思ったら「陶」だった。仕事も私生活もパッとしないOLだった主人公。偶然に入った展覧会で見た備前焼の皿に心を奪われ、会社を辞めてその作者に弟子入りする...原作は全3巻のコミック。映画はむりやり押しかけた主人公が弟子と認められるまでなので映画としては盛り上がりに欠ける。ただ奈緒さんの演技はすごく良かった。「みおつくし料理帳」では主人公の幼なじみの花魁役をやるんだよね。上映会が少なすぎて観に行けないよ。

SAFE/セイフ (吹替版)

SAFE/セイフ (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 【1,600円】あいかわらず徒手空拳のジェイソン・ステイサム。人生に絶望しホームレスになっていた主人公だが悪の組織に追われる少女を助けるためにしかたなく立ち上がる。この少女は中国人で、超人的な暗記力を持っていて中国マフィアのボスの金庫を開けるための暗号を暗記させられている。その記憶を目当てにアメリカのマフィアが誘拐し、連れ戻そうとする中国マフィア、癒着している警察が少女の争奪戦。ただ、この少女が不細工なんだよ。たぶんアメリカ人から見たわかりやすい中国少女の顔ってことで選んだのだと思う。

マルホランド・ドライブ (吹替版)

マルホランド・ドライブ (吹替版)

  • 発売日: 2020/08/25
  • メディア: Prime Video
 

 【1,600円】デビット・リンチ監督の最高傑作とか言われているので期待をしすぎた。ラストの30分なると「???」という展開になり、そこが傑作と言われる所以らしいが、私は嫌いだ。とりあえず最後まで楽しめる。ナオミ・ワッツの裸も見られる。