秋のビデオまつり「はじまりへの旅」「アニバーサリー」

引き出しを整理したらお守りが3個も出てきたので神社に奉納したよ。七五三の子どもが何人か来ていた。もうそういう季節なんだねえ。ずっと家にいるとわからないや。

ダーク・スクール(吹替版)

ダーク・スクール(吹替版)

  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: Prime Video
 

 【800円】B級ホラーかと思ったら意外とちゃんとした映画だった。人里離れた場所に問題児ばかり集めた学校というか寄宿舎がある。ところが主人公たち5人はそこで音楽、絵画、数学、詩の才能が発現する。はじめは喜んでいたが、ピアノの演奏を止めたくてもやめられない、数式を解くのをやめたいのにやめられない、詩が頭にどんどん浮かんできて止まらない...途中まではいいのだが、子どもがそうなった理由がわかる終盤がなんかなあって作品。

 【500円】目が覚めると森の中で、同じように連れてこられた女性が何人かいる。そこにジェイソンみたいなのが現われて捕まると殺される。しかも殺し屋は何人もいる...ここまではよくあるプロットだが、この映画は女性と殺し屋にある法則があって、それに気がついた終盤は逆転のチャンスが生まれる。そこは面白いアイデアなんだが、この映画のダメなところは主人公をはじめ女性側にクセがありすぎて感情移入ができない。

はじまりへの旅(字幕版)

はじまりへの旅(字幕版)

  • 発売日: 2017/10/04
  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】山の中で暮らすお父さんと6人の子ども。森を駆け、岩壁を登り、戦闘訓練をしてサバイバル術を身につけている。しかもお父さんの英才教育で6か国語を話し、政治、経済に精通し哲学書を読んでいる。だが他人と接触したことがない。入院中のお母さんが亡くなり子どもたちはお父さんに連れられて初めて都会に出ることになった...後半、年長の2人の男の子が自分たちの生き方に疑問を持ち始めたあたりから物語の見え方が変わってくる。意固地すぎるお父さんにだんだん腹が立ってきて、子どもたちがかわいそうで。ラストはどうなのかなあ。君たち、このままだと社会的不適合者になっちゃうよ!

パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け(字幕版)

パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け(字幕版)

  • 発売日: 2018/10/03
  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】珍しいロシアのSF作品。敵の攻撃ロボットがマトリョーシカだよ。ゲームデザイナーの主人公、ある日突然、誰も自分のことを覚えてなくあらゆる記録から自分の名前が消えている。主人公は複数の並行世界を行き来する建物の番人に自分の意思とは関係なく任命されていた...基本プロットは悪くないし、クライマックスでは体制に反抗しようとする主人公を抹殺するためにマトリョーシカの大群が襲ってくるシーン(怖いのか笑えるのか)とかは良いのだが物語の畳み方が雑。

アニバーサリー

アニバーサリー

  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】記念日をテーマにした5人の監督によるオムニバス。以前にこの形式のホラー映画を見たが、本作も同じで監督の力量が如実にわかってしまい残酷。AKBのミュージックビデオの監督はやはりそれなり。最後の作品は映画監督だけあってちゃんと映画になっている。ももクロの黄色が出ていたけど彼女は上手だし華やかなオーラーがあるね。