冬のビデオまつり「ナイト・ガーディアンズ」「町田くんの世界」

 今回も異色作ぞろいだ。

ナイト・ガーディアンズ

ナイト・ガーディアンズ

  • メディア: Prime Video
 

 【1,900円】すげえ、ロシア版MIB。こちらは宇宙人ではなくて吸血鬼(映画では異種生命体:グールと呼ばれている)。本部は地下鉄の管理センターも兼ねていて事件が起こると地下鉄を止めてチーム専用の車両を走らせて現場に向かう。渋いぞ。人間と吸血鬼の間で協定が結ばれ、お互いに相手に干渉しない、吸血鬼は人間を襲わない、人間も吸血鬼を退治しないことになっている。その協定を破る者が出たときにチームが出て行くわけだ。ポスター中央の姉ちゃんは吸血鬼一族でもっとも高貴な家柄のお姫様。日食のときにお姫様と結ばれた者は吸血鬼一族の頂点に立つことができる。それを狙って、そのときは人間を一網打尽にしようと企む吸血鬼と、それを阻止しようとする主人公たちの戦い。MIBに比べると小粒だが姉ちゃんが可愛いので私は好きだ。

カットスロート・ナイン(字幕版)

カットスロート・ナイン(字幕版)

  • 発売日: 2020/11/21
  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】なんだこりゃ。かなり古い映画だがAmazonには先月に加わった。囚人と金塊を馬車で護送する保安官とその娘。途中で盗賊の襲撃に遭い、徒歩で荒野を移動することになる。ここから先は予想どおりで保安官は殺され、娘は乱暴され(おっぱい3秒)、仲間どうしの裏切り...すげえ薄っぺらい映画だったぞ。

町田くんの世界

町田くんの世界

  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】この映画、なにがすごいって配役。主人公の町田くんとヒロインは本作が初めてのド新人。だが役のイメージに合った人を選んでいるので下手な気がしない。またツボにハマると名女優の前田敦子が良すぎる。大島優子がテレビドラマのレギュラーだったので差が付いたと書いてある記事を読んだが、前田敦子は彼女にしかできない役があり将来性は高いと思う。半分イっちゃってる下級生が高畑充希。この人、なにも喋らなくて目だけで「あ、こいつヤバい奴じゃん」と表現できるのがすごい。それに比べてEXILEの人の下手なこと。4人の名演をぶち壊す破壊力よ。途中まで面白いのだが、なんでクライマックスをファンタジーにした? 町田くんみたいな変な人がいたら周りの人間はこうなるという話なのに、そこにファンタジーを持ち込んだら全体がダメになるじゃないか。

マスターズ・オブ・ホラー(字幕版)

マスターズ・オブ・ホラー(字幕版)

  • 発売日: 2019/12/01
  • メディア: Prime Video
 

 【900円】ホラー映画のベテラン監督が1話ずつ担当した計5話のオムニバス。最後の2話だけ面白かった。

悪夢探偵

悪夢探偵

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 【500円】他人の夢の中に入ることができるのが松田龍平。だが探偵と呼べるほどの解決能力はなく、あたふたとしているだけじゃん。主人公は刑事役のhitomi。この人、美人だし目に力があるのだが、セリフが壊滅的に下手。それならもっと露出をして欲しかった。

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2020年の個人的ビデオアワード。良かったのは「マイ・インターン」、「人生はシネマティック!」、「9人の翻訳家」、「アナベル死霊博物館」、「無垢の祈り」、「やさしい本泥棒」あたりだが邦画と洋画を3本ずつ選ぶなら

邦画  「メランコリック」、「七つの会議」、「大阪蛇道」

洋画  「アポカリプト」、「ホテルムンバイ」、「ジョンウィック」

かな。