春のビデオまつり「アレックス・ライダー」「神様メール」

 たぶん誰も見たことないだろう映画を5本

アレックス・ライダー (字幕版)

アレックス・ライダー (字幕版)

  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: Prime Video
 

 【1,600円】007のパロディの少年版。全世界を危機に陥れる陰謀を防ぐためMI6は任務に失敗し死亡した諜報員の甥である中学生をスカウトした。難攻不落の敵の基地に入るには、そこで行なわれるイベント(ボスは表向き実業家なので)に招待される中学生でないと無理だった...秘密メカが搭載された自動車を運転する以外は007と同じ展開。けっこう面白かったが続編は作られなかったんだね。Wikiを見たら制作費が2500万ドルで興業収入が2400万ドルだって。

こどもしょくどう

こどもしょくどう

  • 発売日: 2020/04/27
  • メディア: Prime Video
 

 【500円】大衆食堂を営む家の息子が、育児放棄でお腹をすかせている子どもを家に連れてきて、無駄に人が良いお母さんが面倒を見てあげる話。そこそこ楽しめる映画なのだが辛口な点数なのが、この映画に出てくる子どもは主人公をはじめ大人に世話をしてもらって当然とばかり、誰もお礼を言わないのが腹が立つ。おまえら、ろくな大人にならないぞ。

キャタピラー

キャタピラー

  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】「ジョニーは戦争に行った」+江戸川乱歩の「芋虫」。これ、本人より奥さんが地獄だな。若松孝二監督の作品だが、見終わると「だったらなに?」って感じ。

シンデレラゲーム

シンデレラゲーム

  • 発売日: 2017/04/15
  • メディア: Prime Video
 

 【500円】映画を観ると主人公の友人役でよく出てくる山谷花純が主人公。売れないアイドルが孤島に集められて負けたら死ぬカードバトルをさせられる。武器を持って戦うのではなくカードバトル! 100点満点中5点の映画かと思ったら15点の映画だったので500円。

神様メール(吹替版)

神様メール(吹替版)

  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: Prime Video
 

 【1,900円】この映画の設定を書くだけで原稿用紙2枚は必要なのだが、この世界を作った神様はブリュッセルのアパートに奥さんと子どもの3人で住んでいる。この神様が人間や動物を作った。彼は増えすぎた人間が大嫌いなので天災や事故を起こして人間を苦しめて楽しんでいる。ジャムを塗ったトーストを床に落とすとジャムを塗った面が下になるのもこの神様が決めたことだ。当然、奥さんや娘にも愛情をまったく持ってない人間のクズだ。いや、人間じゃなくて神様だ。娘は父親を困らせるために全人類に死期を知らせるメールを送ってしまう。さらに死んだ兄(キリスト)の魂にどうすれば人間がもっと幸せになれるか相談した結果、6人の使徒を作り、新・新約聖書を作るために地上に降りた。死期がわかって絶望する人もいたが、そこまでは絶対に死なないことがわかったので自分の人生をより充実したものにしようとする人が増える。これは神様がもっとも困ることなので(人類の不幸が好き)娘を追って地上に降りる...あらすじの最初を説明するだけでこれだけ字数が必要なぶっとんだストーリー。だが独特の映像表現と音楽のセンスの良さはさすがフランス映画。娘が使徒を助けるために起こす奇跡(神様の娘なので奇跡を起こせる)が楽しい。