西尾アナ「ヒットの泉」

しかしこんな地味な番組のレポを書いているのは私だけだろうな。ズムサタだって私だけだったけど。西尾アナ、今週はこんなカットを。
     
べつに私は西尾アナにそれほど思い入れがあるわけではないのだがな。なんでこんなことやってんだろう。きょうの特集は美容グッズ。最初に探訪するのは
     
国内シェア80%のビューラー。まつげを上にあげるやつね。資生堂やシャネルにもOEMで出しているそうだ。すごいな、70%を超えたら独占だから、80%って言ったら他社製品を探すのが難しい。それを作っている会社がここ。
     
町工場だ...シャッターの下の方が錆びている。前に積んである段ボールもいつから置いてあるのか。社長がこの人。
     
いるなあ、町工場にこういうオヤジが。好きな酒は焼酎、趣味はカラオケ、娘とはまったく話題が合わない。いや、この人がそうかどうかは知らんよ。中も絵に描いたような町工場。だが
     
1日に2万本。1日に2万本を作れることもすごいが、1日に2万本ずつ作って売り先があるのがすごい。だって消耗品じゃないでしょ。さすがシェア80%。この会社のビューラーの特徴はまずは丈夫なこと。めったなことでは壊れないと。それで1日2万本はすごい。大手の化粧品メーカーからいままでに無い製品を作ってくれと言われたのが10年前。すでに成熟した製品なので改良するところが無い。女性が使うのを観察したら、1度の使用で3回くらいまつげをはさむ。これを1回にすればまつげも痛まないはずだと、このオッサン、じゃなくて社長が思った。そこで目に密着させるために柱の位置を変えた。
     
たったこれだけのことと思うだろうが、もともとが小さいもので、駆動部分もあるので2年かかったそうだ。この精密な加工を実現するのが
     
社長みずからが設計した金型。日本の製造業の強みは金型の設計と製作なのだ。ほんと、消費者が名前を知っているような大手企業って組み立てしかしてないから簡単に韓国や中国の企業に取って代わられてしまうんだよね。さて、できあがった器具に今度はおばさんやお姉さんがゴムを取り付ける。
     
6人くらいでやってるのかな。1日にひとりで3,333個。もし誰かが風邪で休んだらひとりで4,000個。いや、そのときは生産量が16,666個に減るのか。最後に社長が噛み合わせをチェックしてペンチで調整する。
     
もうこのあたりになると機械の精度を超えた世界なんだろうな。すごいぞ、オッサン。スタジオでは大沢あかね
     
誰が作っていると思ってたんだよ。化粧品もシャンプーも作っているのはみんなオジサンだ。スタジオでは今年ヒットしそうな美容器具の紹介。
     
これは手に装着すると手が振動して顔をマッサージするやつ。私、これをAVで見たことがあるよ。美容グッズだったのね。
     
西尾アナも大喜び。つぎに紹介するヒット商品は
     
「ヒロインメイク 天まで届け! マスカラ」。すげえネーミング。これをまつげに付けるとこんな感じ。
     
「亜美ちゃん、やりすぎ」。性能と安さで1000万本の大ヒットだそうだ。これを作っているのがこの会社。
     
でかい! いままでちっこい会社ばかり見ていたので巨大な建物に見えるが、ここだって中小企業。開発者がこの人。
     
モサいぞ。すごくモサいぞ。ここの研究所は恐ろしい。開発者は全員が男なので
     
口紅をつけるオッサン。
     
ファンデーションをはたくちょっとイケメンの兄さん。
     
マニキュアを塗るオッサン。みんなうすら笑いなのがイヤだ。