検証・これが実写版の台本だ!−act8(その5)

昨日のホテルの部屋から脱出するとき、ワゴンを運んできたお姉さんはどうなったかというのが実写版三大不思議の一つだが、台本にも記述なし。おそらく霊界流しになったのだろう*1。その後、ワゴンの疾走になるのだが、あまり貼り付ける台本の画像を欲張ると字が小さくなってしまうので、右上は駐車場のシーン。その前は

  ワゴンが崩れ、台車に乗っているレイだけになる。

  風を切って走るワゴンにレイが面白そうな悲鳴を上げ、

  まことも笑顔でさらにスピードを出す。

  驚く客達を後目に台車は走り続け−

放送では「いくよー」「いけー」の大はしゃぎだったが台本はもっと押さえた表現だね。それは次の駐車場のシーンにも続く。台本のレイは放送ほどしつこくないし大笑いもしない。

  レイ「へぇぇ」

  まこと「・・・・・好きだよ!文句あるか!」

  小物をバックにしまうまことに、ちょっと笑うレイ

つまり放送では二人で大笑いして無二の大親友という感じだったが、台本のレイはもうちょっとニヒルというか皮肉屋だ。それを前提に最後の部分を読むと*2、放送とはちょっと違うレイの雰囲気がわかるだろう。「・・・・・うさぎには甘いんだから」「どっちが」のやりとり。放送ではまことに突っ込まれるのをわかってのレイのセリフに思えたが、台本のニヒルなレイは本当に自分のことは忘れてまことに「甘い」と言ったような気がする。そう考えると、レイになんと言われようと、ひたすら直球をレイに返すまことのいい人っぷりがたまらなくおかしい。
(つづく)