悪夢の話

目が覚めて覚えている夢はだいたいが悪夢だ。悪夢で目覚めると、あれは夢だったんだと自分を納得させるために、いったん起きてトイレに行ったり煙草を吸わないと再びふとんに入る気がしない。こう書くと私はかなりヤバイ人のようだが心身ともに健康なのでご心配なく。今日は2パターンくらいある私の悪夢を紹介しよう。
【間に合わない】約束の時間や乗り物の発車の時間が迫っているのに、あるいは過ぎているのに目的の場所に行けない。このパターンが7割から8割だ。迷路のような建物で目的の部屋に行けないとか、駅に行くまでの道や交通機関がわからないとか。最近、このシュチュエーションがだんだん凝ってきている。今週に見た夢はこうだ。泊まりの研修。バスから降りてみんながどやどやと旅館の大部屋に入って荷物を降ろす。しばらく談笑していたはずなのだが、ふと気づくと部屋に私しかいない。ヤバ、もう研修が始まったのかと急いで会議室に向かう。そこは中二階で、部屋を出て階段を10段も上がればいいので楽勝だ。階段を上がろうとしたら自分が風呂上がりなのに気づく。ガーン、急にみんながいなくなったのは私が風呂に入っていたからなのか。これから身体を拭いて、頭を乾かして服を着なければ会議室に入れないではないか。完全に遅刻だ〜、とここで目が覚めた。
【降りられない】気がつくと高いところに登っている。ここから降りる方法がわからない。登れたんだから逆に進めば降りられるだろうに、夢の中なのでそれに気がつかない。隅田川にかかっているようなアーチ型の橋の橋桁をどんどん登って行ってる。幅は狭いがたいした勾配ではない。ところが頂上まで来てその先を見ると、桁がすり鉢状の急勾配になっている。これでは怖くて降りられない。これも最近は新しいバリエーションになっている。場所はどこかの会社の事務所。私はパーティション(部屋を区切る可動式の壁)の上を歩いている。幅は3cmくらいでグラグラ揺れる。高さは3mくらいなので、ここが戸外なら飛び降りればいいのだが、事務所なので下は机や椅子、なにより人がいる。よく見るといま自分が立っているパーティションのとなりに1mくらい低いパーティションがある。ここに飛び移れば、その先は机の上に降りればいい。だが、幅が3cmのところから1m下の同じく幅が3cmのところに飛び降りるのは至難の技。あ〜どうしたらいいんだ〜、とここで目が覚めた。
どちらも仕事関係のストレスなり不安なりが原因だと思うのだが、どんだけ追いつめられているんだ俺は