携帯サイト「セーラームーン実写版」(その5)

これはレアな写真ではない。第何話かわからないくらいありがちなカットである。わざわざこれを載せたのは、沢井美優はこういうキリッとした表情がすごくいいのだ。この表情ができるだけで、5人の中で主役が張れるのは沢井美優しかいない。いや、わざわざ素人4人と比べなくても同年代の俳優の中で沢井美優を超えるのは少ないのではないだろうか。だが残念なのが若い女の子のこういう表情を生かす芝居はそうそう無い。
それともう一つ。沢井美優は、とにかくセーラームーンのズラが似合うのだ。セーラーマーキュリーの青い髪でも可愛い浜千咲もたいしたものだが、セーラームーンは冷静に見ればすごい髪型だ。いくら美少女でも浜千咲はもちろん、北川景子小松彩夏でも似合わない*1。オーディションのとき別のタレントが賛成多数だったのを、武内直子が強硬に推して沢井美優に決まったと聞いたことがある。そのタレントが誰なのか非常に気になるところであるが、変身後の姿をイマジネーションできていたとすれば、さすが原作者、素晴らしい慧眼である。
沢井美優ファンの方からのお叱りを覚悟で言うが、今のストレートのロングはどうなのだろう。もちろん金髪にしろというのではない。ではどうすればいいかは私もよくわからないのだが、前髪はもっとおでこが見えるようにして、うしろの長さも肩くらいにして、もう少し軽い感じにしたらどうだろう。今回のミュージカル、金髪のカツラに茶色の眉毛でないのが残念でならん。
(つづく)

*1:わざと飛ばしたでしょ