act2の台本「幻のちびうさ」(その3)

ちびうさ編が中止になった理由を考えてみた。
【予算の枯渇】ちびうさ編のため後半に新しい役者をアサインするだけの予算がなかった。他の特撮番組に比べて目に余るほどの低予算ぶりを見ると、これは十分にありえる。
【実写での制限】男性に惚れっぽいという木野まことのキャラクターは実写版では無くなっている。この点について、いまは無き特撮雑誌「宇宙船」誌上での番組開始頃の小林靖子のインタビューで、「このキャラクターはアニメなら良いが実写では難しい」とのコメントがあった。よほどうまく演じないといやらしくなるのだ。同じようにちびうさ編は

     ・ちびうさ月野うさぎ地場衛の子供である

     ・あやかしの四姉妹

など実写にするとお子様向け番組として微妙な点が含まれている。これへの配慮から断念されたという可能性もある。
真実はいまとなっては知る術はないが、我々視聴者の知らないところで製作サイドの葛藤があったことがわかり興味深い。なお、誤解が無いように言っておきたいが

     私はちびうさが嫌いだ*1

なので、ダークキングダム編が延長になって良かったと思っている。
(つづく)

*1:おお、言い切ったぞ