なぜact18の名場面を選ぶだけで前中後編に分かれるのだ。さて本題の名場面であるが、私の好きなのはここ。
ヴィーナス「あなたはどんなときもセーラームーンたちと一緒にいなきゃだめ。
プリンセスとしての命令よ。いいわね」
セーラームーンが覚醒するまでは自分が影武者として敵を引きつけなければならない。かといってセーラーマーズが付いてくるのは大誤算。自分の警護のために本物のプリンセスの守りが手薄になってはいけない。美奈子ヴィーナスの葛藤である。くやしい。自分がセーラームーンの話を知ってしまっているのをこのときほど悔しいと思ったことはない。コミックやアニメでは有効に使われなかった影武者という設定が実写版では生きているではないか。美奈子の発言やレイの疑問で伏線がどんどん張り巡らされているではないか。すごいぞ小林靖子。実写版で初めてセーラームーンを見た人はこのあたりのストーリー展開をどう感じたのだろう。