セーラースタータンバリン(前編)

act26は前回のプリンセス覚醒と、翌週からの亜美奪還をつなぐ、まさに前半の大団円となる回である。ここでは

     ・うさぎがプリンセスであることの確認

     ・セーラーヴィーナスの立場の説明

     ・陽菜の退場

が語られシリーズ後半につながる。衛の真意を知って自ら去っていく陽菜、妖魔との戦いで衛の出発に間に合わずそのまま帰るうさぎ、どちらも悲しい。うさぎの

     帰ろうか

沢井美優の名演技である。この才能がグラビアやDVD発売のイベントにしか使われてないのは本当に惜しい。事務所は早くドラマの仕事を取ってこい。最後で衛はロンドンへ旅立つわけだが、本人もスペシャルライブの座談会で言っていたとおり、本当にロンドンに行くとは思わなかった。ところで、この回はヒーロー番組としての重要なイベントがある。それは

     新しい武器の登場

である。ヒーロー物の5大イベントは

     ・ヒーローの登場

     ・ヒーローの正体(生い立ち、目的、存在理由など)

     ・新しい武器の登場またはパワーアップ

     ・知人への正体バレ

     ・最終回(敵の殲滅、ヒーローの死または別れ)

と言える。この新しい武器の登場のしかたが軽いのである。
(つづく)