セーラー戦士の勝率(その1)

2月21日『セーラーマーキュリー水野亜美の宇宙」(その3)』でセーラー戦士が単独で妖魔に勝った回を列挙した。だが、これでは片手落ちであることに気が付いていた。
特撮ヒーロー物では、後半になって敵が強力になるとヒーロー側も新しい技や新しい武器を手に入れて対抗するのが常である。アニメ版のセーラームーンもシリーズごとに新しい技やセーラームーンのアイテムが出てきた。ところが、実写版はタンバリン以外のアイテムが無く、これさえ初登場のact26では強力な武器っぽかったが、だんだんどうでも良くなってきた感が拭えない。ムーンに至ってはact27でダーキュリーに破壊されたスティックを翌週には修復して*1結局1年間使い続けた。おもちゃは大切に使いましょうね、という全国のお子様へのセーラームーンからのメッセージである。だがスポンサーはそれでよかったのか。キューティームーンロッドを出しても誰も怒らなかったぞ。技バンクを作る予算が既に尽きていたのか。
では、強力になる敵の攻撃にどうやってセーラー戦士達は対抗したかというと「合わせ技」である。合わせ技、これは戦隊物の流れを汲む東映特撮ヒーロー物の王道である。さすがにバズーカは浜千咲の歌以外では出なかったが、その片鱗は番組開始1ヶ月目のact5で現われている。この合わせ技を無視して良いわけがない。東映に対する冒とくである。
というわけで、単独の勝利、同時攻撃による勝利をすべて数え上げる必要が出てきた*2。どうせなら戦いに参加はしたが、妖魔を倒すことができなかった回も数えれば勝率を出すことができるではないか。
(つづく)*3

*1:1月27日「名場面・迷場面(前編)」

*2:「必要が出てきた」って、誰もそんなことは頼んでないがな

*3:現在、調査中