春のビデオまつり「ハッチング―孵化―」「イノセンツ」

まずは北欧ホラー3作。

ボーダー 二つの世界
【1,000円】まずはスウェーデン。空港の荷物検査場で働いている醜い容姿の女性。前を通り過ぎる乗客を見るだけで違法な物を持っている人を当てることができる。薬物はもちろん、児童ポルノを納めたメモリカードを持っているまで当てた。ある日、自分と似た容姿の男性を呼び止めて荷物を調べたが違法な物は持ってない。初めての誤審だったが、彼女はなぜかこの男性に惹かれ付き合うようになったとき、自分が違法者を当てることができる理由、この男性に惹かれる理由、そして自分が何者なのかを知ることになる...この映画、気持ち悪いよ。といってもスプラッター映画ではない。視覚的ではなく精神的な気持ち悪さが襲ってくるユニークな映画。

ハッチング-孵化-(字幕版)

ハッチング-孵化-(字幕版)

  • シーリ・ソラリンナ
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ハッチング―孵化―
【1,500円】つぎはフィンランドフィンランド語で「Hellow!」は「モイ」、「Good bye!」は「モイモイ」なんだな。少女が森で鳥の卵を拾ってベッドで暖める。卵は日に日に大きくなって(画像の右上)中から巨大な雛が出てくる。だがこれはただの鳥ではなかった...早く両親に相談をすればいいのに雛を隠して自分一人でなんとかしようとするのでどんどん事態が悪化する。主人公役はオーディションで選ばれたそうだが、1か月風呂に入ってなくても絶対に臭くないと思えるほどの北欧美少女*1。ただ怪鳥がいまの水準で言えば安っぽいのが残念。全体を見せないという手はあったと思う。

イノセンツ

イノセンツ

  • ラーケル・レノーラ・フレットゥム
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イノセンツ
【1,900円】最後はノルウェー。これは映画館で観たかった。巨大な団地がある町に引っ越してきた小学生の少女。彼女には中学生くらいの姉がいるが重い自閉症で言葉を話さず3才くらいの行動しかできない。主人公が仲良くなる向かいの団地に住んでいる少年は手を触れずに物を動かすことができる。別の団地に住んでいる主人公と同年代の少女は、主人公の姉となぜか意志の疎通ができる。この少年と少女、それに主人公と姉、この4人が一緒に遊ぶようになる。すると少年と少女、そして姉の3人が共鳴し合うのか超能力が発現する。とくに少年は他人を自分の意のままに動かすことができるようになり暴走が始まる...けっしてキワモノの作品ではなく、映像、音楽、4人の少年少女の演技、どれもが良くて映画としての完成度がすごく高い。クライマックスの超能力対決、池を挟んだ向こうとこっちで凶器と化した少年と、それを阻止しようとする誰か(それが意外)の戦いの描写が素晴らしい。

バイオハザード:デスアイランド
【1,200円】AmazonプライムのGW100円セールに入っていたので見た。このシリーズがけっこう好きなんだよね。ただ、いかにしてもパターンが同じで飽きてきた。それでもグラフィックは新作ごとに進化していて動きが滑らかで肌の質感もさらに向上。

*1:どんな例えだ