西暦ではなにがダメなのか?

これは日経XTECHの有料記事なので要点だけ抜粋する。

運転免許センターで同時発生した「うるう年」の不具合、和暦設定が引き金に

2024年の2月29日、新潟県警察神奈川県警察岡山県警察愛媛県警察が運営する運転免許センターでシステム障害が発生し、運転免許証の更新や新規取得の手続きを中止した。うるう年による障害だ。
 4県警への取材で、障害によって当日運転免許センターで免許証を受け取れなかったとみられる人は合計で約800人に上ることが分かった。しかし、影響はさらに大きい。神奈川県警では運転免許センターの最寄りである相模鉄道二俣川駅に、免許証を当日交付できないと掲示した。同県警は掲示によって約100人が運転免許センターを訪れなかったと見積もっている。一連の障害はテレビニュースで大きく取り上げられ、X(旧Twitter)などのSNSでも周知が進んだため、影響は1000人規模になるだろう。
(中略)
その原因について、神奈川県警と新潟県警は「免許作成機のプログラムにおいて、うるう年を西暦で設定すべきところを和暦に設定していたため」と説明した。本来であれば2月29日がある年を、2024年、2028年と設定すべきところを(令和)6年、10年と設定したのだろう

つまり、うるう年を「6年」「10年」と設定したので2024年2月29日は存在しない日になり、別のところで入力した2024年2月29日と整合性が取れなくなったのだろう。でも全体が和暦で統一されていれば問題は起こらないはずなので、内部では西暦で統一されていたのだろう。私が設計したとしてもそうする。それにしても役所で使う日付けは和暦でなければならないと法律で決まっているのか? あるいは右翼団体とか高齢者から文句が来るとか。高齢者だからこそ昭和・平成・令和の変換が面倒だと思うのだが。カレンダーに令和6年と書くのは賛成。今上天皇になって6年かあとしみじみ思いたい。でも書類は西暦に統一しようよ。こう書くと西暦だって宗教がバックにあるじゃないかと言われるかもしれないが、キリスト様が生まれて2024年かあとしみじみ思う人は少ないだろう。あと西暦が便利なのは、オリンピックが開催された年は4の倍数なので、それをもとに記憶をたどることができる。百歩譲って役所が和暦なのはしかたないとして、銀行も和暦を書かせるだろう。あれはムカつく。と、ここで唐突だけど銀行クイズ。

   

柱に黄色、青色、赤色の線が付いているでしょ。これは何のためのマークでしょうか?

   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓

行員さんに聞いたら、強盗の身長がわかるようにするためだって。犯人が逃走したあとに警察が来たらまっさきに聞かれるのが身長なので、このマークを目安に答えるそうだ。なのでこれから銀行強盗をしようと思っている人は、角を曲がるときは背伸びするか屈むことをお勧めする。でもあちこちに防犯カメラがあるから無意味だよ。最近のニュースを見ていると闇バイトだと思うけど、どう考えてもすぐに捕まるだろうという強盗が多いよね。店にとっては犯人が捕まっても扉やケースを壊されたり、なにより半日とか1日、営業をしないだけでも損害だから迷惑だ。上の写真は三菱UFJ銀行だけど、よその銀行はどうなっているか探してみてね。でもその行為自体が怪しいよ。