ガソリンスタンドに洗車をしてもらいに行った。10年くらい前に法律が変わって近くのスタンドから廃業して、いまはかなり遠くまで行くことになる。ENEOSに入って車を停め、近くの女性店員Ａに声をかける。
私「洗車をして欲しいのですが」
Ａ「ありがとうございます。キーを持って事務所で受け付けをお願いします」
とやり取りがあって私がひとりで事務所に。店員Ａは付いてこない。また、ここまで私は名前を名乗ってない。事務所に入るとカウンターにいる女性店員Ｂが
Ｂ「○○様、いつもありがとうございます。洗車は前回と同じメニューでよろしいですか？」
私「はい」
え？ なんで私が◯◯様だとわかったの？ そうか、店員Ａがレシーバーで店員Ｂに車のナンバーと車種を伝える。店員Ｂはナンバー（複数がヒットするときは車種も入れるのか）を検索して、過去の記録を探し出したのか。ここはリッツ・カールトンホテルか！ 待っていると「エアコンのフィルターを交換しませんか？ いまなら500円引きです」とか「車検を申し込んでいただくと1万円引きです」というお誘いは丁寧にお断りする。作業が終了すると、以前なら外で作業をしていた店員が店内に呼びに来た。だが今回はカウンターの店員Ｂが
Ｂ「◯◯様、作業が終わりましたのでご確認をお願いします」
私「はい」
外に出ると私の車の前に、作業をした店員Ｃが待っている。
Ｃ「ご確認をお願いします」
私「（車のまわりを一周し）はい、完璧です」
Ｃ「ありがとうございます。では店内で会計をお願いします」
この間、店員Ｃと店員Ｂがレシーバーで
Ｃ「◯◯様の作業終わりました。確認をお願いします」
Ｂ「◯◯様、そちらに向かいます」
Ｃ「◯◯様、ご確認終わりました。会計をお願いします」
Ｂ「◯◯様、会計終わりました。お車の誘導をお願いします」
というやり取りをしていたのに違いない。すげえぞENEOS。私はほとんど「はい」しか言ってない。下手したら最初に「洗車」と言うだけで、あとは首を縦に振るだけで済むかもしれない。極度のコミュ障でも大丈夫だ。店員Ａ、Ｂ、Ｃも自分の持ち場から動いていないんだよね。ユニクロの自動レジのつぎくらいに感動した。星飛雄馬の姉ちゃんが働いていたころからずいぶん進歩をしたんだなあ*1。
*1:いつの昔だよ
