ウェザーガールズ「ウェザーガールズに会いに行こう!」(後編)

番組が進行している間、通路のいちばん前に女性が二人いて、一人はディレクター、もう一人はマネージャー。または一人がマネージャーでもう一人が通訳だと思う。手持ちのホワイトボードに台湾語で指示を書いてみんなに見せていた。撮影があっていつもと違う雰囲気だったという話で、みんなが「セクシー!」「セクシー!」と叫んだら、ホワイトボードに「大人っぽい」。あっという間に番組終了。とりあえずプレゼントを買ってきたが、そもそも渡すチャンスはあるのか? 出演者が退場すると係の人が「握手はもう少しお待ちください」だって。おお、出口で7人全員と握手ができるのか。1,000円で45分の番組が見られて7人全員と握手ができて、これはお得なイベントだ。お得すぎる。一人あたりわずか143円。1時間ちかく楽しめて143円。だがミニちゃんと話ができることに舞い上がっていた私でも、すぐに7人との握手会の大変さに気がついた。何を話せばいいのだ...

      ハイ・ジャン(日本語レベル B)

  「来週から『闘魂〜!』のかけ声をしなければならないですね」*1

  「来週までに練習しておきます。闘魂〜!」

おお、会話が成立した。機転がきく子だなあ。日本人と同じように話せばいいのではないか? つぎ行ってみよう。

      ダラ(日本語レベル C)

  「カレー牛丼食べてますか?」

  「はい」

  「味が2種類ありますよね。辛口ともう一つ。どっちが好きですか?」

  「ありがとうございます」

通じなかった...日本語レベルCの人は要注意だ。ちなみに私が用意した和風ハンカチ。「これ、日本風のハンカチなんです」と言って渡すとみんな「わあ、ありがとうございます」と受け取ってくれる。つまらないものですみません。私が通り過ぎると、私とウェザーガールズを隔てるテーブルの上に置く。それをホワイトボードのお姉さんがすぐに回収する...

      エース(日本語レベル B)

  「(話すことがねえ)顔小さいですね(く、くだらねえ)」

  「そうですか(笑)(顔に手を当てて笑う。前の人がつかえているので終われない)」

  「ブログ読んでます」

  「ありがとうございます」

ごめん、エース。彼女は一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれているのに私の話題が無かった。

      ミア(日本語レベル B)

  「(なにを話せばいいのだ。誰か助けて)日本のことをよく知ってますね。ミニさんより詳しいですね」

  「(笑)」

  「(無理無理。もうダメ。隣のミニちゃんが空いたから)がんばってください」

彼女も写真より美人。たぶんいちばん日本人の顔に近いのはミアちゃんだろうな。ここで気力が尽きたがつぎはミニちゃん。がんばれ、自分。

      ミニ(日本語レベル A)

  「2年前からずっとネットの天気予報を見てました*2

   ミニさんが日本に来てくれないかなとずっと思ってました」

  「うれしいです、ありがとうございます」

ああ、ミニちゃんいい子だな。顔ちっちゃ。もっと話したいことはあったのに、前菜でお腹がいっぱいになっちゃって食べられないメインディッシュ。この並び、月曜日から順に並んでいたのだと記事を書いているいま気がついた。形の上だと思うけどミニちゃんに喜んでもらえて、あと2人を残して私は真っ白な灰になる。しかも私としてはメインディッシュな2人なのに。

      ユミ(日本語レベル C)

  「背が高いですね(くだらねえ話題)」

  「はい(笑)」

  「台湾でモデルをされてたんですよね」

  「はい」

もっと話したかったけど体力気力とも終了。でもちゃんと会話が成立しているじゃないか。メンバーの中でいちばん日本語が下手なことを気にしていたからほめてあげればよかった。

      ニューニュー(日本語レベル C)

  「お誕生日おめでとうございます」

  「ありがとござます」

  「妹さん、そっくりですね。びっくりしました」

  「ハハ」

ミニちゃん以外のみんなはごめん。とくに最後の二人はごめん。でもこれで明後日からまたがんばれそうだ。ありがとう、ウェザーガールズ。やっぱり箸にすればよかった...

*1:これがなにか説明すると長くなるので省略

*2:1年サバを読んだな