ハカイダーとの付き合い方

人造人間ハカイダー ディレクターズカット版

会社の昔の同僚(といっても親子ほど年が違う女性社員)からメールが来た。子どもが産まれたのは知っていたが上の子が7才、もう一人が生まれていて4才だって。私と女房はもちろんだが、いまだに家にいる娘もライススタイルが変わらなさすぎて時が止まっているのだよね。こうやって我が家の玄関から外はちゃんと時が流れているのを知って驚愕する。

その彼女から「○さんが本日付で懲戒解雇になってましたよ。理由は知りませんが」と。彼女は私が退職する前に別の事業部へ異動になったので○くんの近況は知らない。ということはあいつなら知ってるかとメールで聞いてみたら、絵に描いたような横領だったよ。私がいた会社はよくニュースで見るような「10年に渡って合計2億円を横領した」ができるようなマヌケな会社ではないので、一発でバレる。それを知らない○くんではないだろうに、その判断ができないくらい金に困っていたのか。結果的に解雇になってさらに金に困ることになるのだがなあ。ただ私から見て「まさか」よりは「やっぱり」が感想。違反とまでは言えない。でもそれを平然と繰り返しやる奴は、頭の倫理回路のネジが少し緩んでいる。そういう人はピンチに陥ったときや、千載一遇のチャンスがやってくると道を踏み外してしまう。みなさんも身の回りにこういう人がいたら気を付けよ。みなさんがもしマネージャーで部下に○くんみたいなのがいると、違反というほどではないので注意するのも恥ずかしい。そのときは笑いながら注意する。「おまえなあ、この時間なら帰って来られるのになんで一泊するんだよ。この土地の何に魅せられたんだよwwぶらり一人旅かよ、おまえは太川陽介かよww」とか。怒らなくて良い。バレてるぞということだけ伝えればよい。それでも直らなかったら更正は無理。人事異動の季節になったら「君のその才能を僕の部署で燻らせるのは我が社、ひいては国歌の損失。社内FA制度に応募して新天地で活躍するべきだよ」とか言って異動させる。懲戒の対象者が出るとすげえ面倒くさいよ。その役はよそのマネージャーに任せよう。そう言う私もネジが緩んでいるのかもしれない。