最終回の視聴率は、惜しい! 9.6%。でも最終回も含めてV字回復。十分に及第点ではないか? 終わってみれば今期の日テレでは最高視聴率。「小松彩夏は数字を持っている」と思ってもらえたはずだ*1。そもそもマネージャーもいなくて、つぎのドラマの仕事は取れるのだろうか?
現役看護師が語る「白衣の戦士」第11回-心臓マッサージ-
このコーナーも最後までネタが持ったよ。道で倒れて心肺停止の人に心臓マッサージをする。
実際の心臓マッサージはこのくらいの力では足りない。なにしろ止まった心臓を動かすわけだからな。しかも心臓の上には肋骨がある。ガチの心臓マッサージは肋骨が折れることもあるそうだ。その話を娘から聞いて「肋骨を折っていいのかよ?」と聞いたら「死ぬよりはいいでしょ」。たしかに肋骨を犠牲にして蘇生ができれば儲けものだ。さらに娘に聞いた。
私「なるほど。で、おまえは心臓マッサージをやったことあるの?」
娘「ない」
私「ないのかよ!」
娘「先生を呼んできてやってもらう」
私「自分ではやらないんだ」
娘「だって怖いじゃん」
そりゃそうだ。このレポートも今回が最終回。実際の医療の現場はこのドラマよりもっとたくさんの患者を持っていて、もっと汚い。糞尿まみれとまでは言わないが、それに近い。それでもたまに患者から声をかけられる「ありがとう」と、休日の合コンと年1回の海外旅行をモチベーションにして全国の看護師さんたちはまさに戦っている。それはこのドラマで描かれるようなかっこいい戦いでは無くて、糞尿と認知老人、そして自分たちの医療行為が患者を助けているのか苦しめているのかという葛藤と。みなさんも看護師さんのお世話になることがあったら「ありがとう」と言ってあげて欲しい。
*1:ないない