正直に言えば良かったのに

「節税」の超・裏ワザ 元国税調査官が捨て身の覚悟で教える (SB新書)

気になったニュース。

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再逮捕されたのは「頂き女子」こと住居不定無職の渡邊真衣容疑者(25)です。警察によりますと渡邊容疑者はおととし7月からおよそ1年間にわたり自らに好意を寄せていた横浜市に住む54歳の男性からあわせて5200万円を自身の口座に振り込ませた詐欺の疑いが持たれています。渡邊容疑者は「専門学校に通っていた頃アパレル会社を立ち上げたが失敗して借金が残った」などとウソをついて男性から金を引き出していました

再逮捕というのは、すでに男性から金を騙し取るマニュアルの販売が詐欺幇助にあたるとして逮捕されているから。日本は複数の犯罪に関わっていたとき、もっとも重い量刑が科せられるが、公判中にあらたな罪で起訴されると刑が加算されるのではなかったっけ? だから逮捕されて起訴されそうなときは余罪をぜんぶ白状した方がお得。上の記事の方だが、一人の男性から5200万円をもらったんだな。私は被害者の男性のことをもっと知りたい。会社の立ち上げに失敗して借金があるという理由が嘘だったのが詐欺になるという。テレビのニュースではそのうち4000万円をホストに貢いだと言っていた。でも女の子にポンと5200万円あげるような男なら、用途を正直に言ってもお金をくれたのではないかな。そうすれば詐欺にはならないが、5200万円に贈与税がかかるでしょ。基礎控除の110万円を引いて残りに55%、2800万円になる。ホストに貢いで1200万円しか残ってないから、この商談は赤字だよね。ホストの方も2100万円の贈与税がかかるがみんなどうしてるの? コンサルティング料とかの名目でもらえばいいのか。それでも所得になるから多額の税金が取られるよね。再逮捕された女性、仮に「マニュアルを買った方もバカ」、「5200万円をあげた方もバカ」という理由で執行猶予になったとしても所得税贈与税を払う義務は残るよね。たしか徴税は自己破産してもチャラにはならないのではなかったっけ。そこから第二の地獄が始まるわけだ。男性から金を騙し取るマニュアルではなく、頂いた金の節税マニュアルを売れば良かったのに。