梅雨の映画まつり「怪物」「M3GAN」

この2本は家から歩いていけるTOHOシネマズでもやっているのだが、上映時間が重ならない、かつ1時間以上空かないを条件に探すとMOVIX亀有まで行かなければならなかった。ちょっと驚いたのが、亀戸にある結婚式場「アンフェリシオン」のCM。最初はTOHOシネマズ錦糸町だけだった。隣の駅だからね。それがTOHOシネマズ市川コルトンプラザでもやり出したのは以前に書いた*1。遠いけどいちおう同じ総武線沿線だからね。それが亀有でも始まったんだよ。亀有と亀戸、名前は似ているし、どちらも下町だけど遠いぞ。亀有は常磐線、亀戸は総武線。東京の東側って東西の鉄道ばっかりで南北が無いんだよね。と思って調べたら亀有から常磐線で北千住、北千住から東武線で曳舟に行く。ここで曳舟と亀戸を結ぶ東武亀戸線という、私も生涯に2、3回くらいしか乗ったことがないローカル線を使えば37分で行けるのか。乗車時間より待ち時間のが長そうだが、意外に近かった。やるなあ、アンフェリシオン。

   
顔は知ってるけど名前を知らない大賞があったら上位入選が確実なお姉さん。

   

是枝監督の作品で、カンヌ映画祭脚本賞を獲ったんだよね。3つのパートになっていて、最初は母親から見た物語。紘一さん演じる担任の先生、校長、ほかの先生がぜんぶクソ。時計が巻き戻って2番目のパートは先生から見た物語。紘一さんは良い先生なのがわかる。第3パートは子どもから見た物語。ここで前のパートで不可解だった点が判明し伏線も回収される。紘一さんに感情移入をしていると、彼がひたすらかわいそうで救いも無い。レビューを読むと是枝監督のファンは絶賛しているが、ミステリーの描き方は是枝監督よりもっと上手な監督がいるように思う。脚本賞は受賞したが、監督賞や作品賞を逃したのはよくわかる。でも是枝ブランドがあるから日本アカデミー賞とかだとグランプリとかになるんだろうなあ。

   

まいった。さすがブラムハウスだ。忘れないうちに悪い点を書いておく。予告編で見せ場を出し過ぎ。ここからは良かった点。人を殺す人形はチャッキーやアナベルなどいろいろあったが、ミーガンは良いロボットなんだよ。ポスター左側の少女は両親を事故で亡くし、叔母に引き取られるがまだ若く仕事も忙しいので(ミーガンの開発)少女をかまってあげられない。試作品のテストを兼ねてミーガンに少女を守り躾けをするようにインプットする。少女の気持ちを理解し心に寄り添うミーガンが有能すぎる。大量生産して1万ドルで販売すると社長が言ってたので私も欲しい。ハイティーン形態のやつがあるなら2万ドルでも欲しい。ホラー映画なので後半はミーガンが暴走するわけだが、それも少女を守るという目的からは外れてないので、観客は最後までミーガンを憎めない。ミーガンって動きがなめらかで腕や脚の質感が肌そのものなのだが、ぜんぶがCGなのか、首から下は人間でチコちゃんみたいにCGの顔を貼り付けたのか、すごく気になる。