年末映画まつり「偽りのないhappy end」

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鳴海唯ちゃんが主演の映画。単館上映、レイトショーのみ、公開期間が2週間、場所がアップリンク吉祥寺。ハードルが高すぎる。でも今年最後の映画ということで行ってきたよ。アップリンク渋谷は二度と行きたくない映画館だったが、吉祥寺はパルコの地下2階、もともとこうだったのか改装したのかすごくきれいな映画館だった。50席くらいしかないが前方から後方への座席の傾斜がちゃんとあって前の人の頭が邪魔にならない。満席だったよ。映画館で隣の席に誰かが座っているのって久しぶりの経験だよ。最後の舞台挨拶でも言ってたが、この映画はずっと満席だったらしい。鳴海唯ちゃん以外に知っている人は出てないし、そもそも鳴海唯ちゃんだってほとんどの人は知らないだろうし、なんで??? アップリンクとかユーロスペースって作品にかかわらず見に来る人がいるのだと思う。ユーロスペースも何回か行ったがいつも満員だったからな。

唯一の肉親である妹が上京して一緒に住むことになった。だが数日後、妹は蒸発。手がかりがまったく無く、故郷の滋賀県にも行ってみる。そこで主人公は気づく。私は妹のことをまったく知らない。同じく失踪した妹を探している女性と合流するが、探せば探すほど知らなかった事実、新たに出てくる関係者、無関係だと思っていた関係者どうしの意外なつながり、二人は混沌の中に入っていく...ここまで読むと面白そうでしょ。そう、途中までは良いのだが真相やイベントの一つ一つをきちっとまとめないで、すべてをとっちらかしたまま終了。これは新人監督でよくあること。鳴海唯ちゃん、セリフがないときでも観客の目を引きつける表情や眼力があるのだよね。作品に恵まれればブレイクすると思うんだけどなあ。

上映終了後は鳴海唯ちゃん、監督によるトークショートークショーが終わってからフォトセッションがあり観客が撮影して良い。これは初めての経験。

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トークショーの間はマスクをしているので表情が見えないのと、上の写真の左の方にちょっと映っているMCが一人でしゃべってすごく邪魔。ほぼ東京縦断で家に着いたのは0時近かった。映画で終わったクリスマスイブであった。