自衛隊に会いに行こう

「会いに行こう」シリーズ、久しぶりだな。市川市でワクチンを申し込んだら最短で7月中旬だって。それでも良かったのだが、大手町の合同庁舎内にある自衛隊の大規模接種会場がけっこうスカスカだと聞いた。私は警察官や救急隊員とは身近に接したことがあるが、自衛隊員は無い。こんな機会はめったにないじゃないか。先週末に専用サイトを見たら土曜日は満員、日曜日も空きがわずかだが平日は余裕だ。ってことで月曜日の今日に申し込んだわけよ。

亀有公園前派出所で子どもが

子供「両さんはいますか?」
警官「両津巡査はただいまパトロールに出ています」

と答えるらしい。それなら大手町で

わたし「緒原一曹と一ノ瀬三尉はいらっしゃいますか?」
自衛官「お二人は救助活動の任務中です」

と答えてくれるのだろうか。そもそも「リコカツ」って自衛隊員は見てるのか? クレームが来てそうだが。どっちにしてもそんなことを聞く勇気はなかったんだが。聞く勇気と聞かない分別ね。

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とにかく大手町の改札から会場の中まで、動員されている人数が半端ないよ。改札から会場まではアルバイトっぽいがけっこうな間隔で人が立っていて、壁にも矢印が貼ってある。まずは手前で必要な書類があるかのチェック。4色のクリアファイルが用意されていて私は緑。以降は色別に列が分かれる。そのまま奥に進むと待合室があり色別に座る。だが空いているので腰を下ろすとすぐに移動。エレベータで2階に行って次の待合室。とにかく誘導する人が多いので迷うのはもちろん、考える必要さえない。そこで順番にカウンターに行くと若いお姉さんが事前に記入した問診票を見ながら「アレルギーはありませんか?」とか「薬を飲んでますか?」とか聞かれる。終わると別の部屋に移動して、そこでまた今度は医者っぽい人から問診。ほとんどさっきと同じことを聞かれたけど、さっきのお姉さんの役割は何だったの? ヤバい人が来たら、医者の手前であのお姉さんが制圧するのかもしれない。紘一さんは自衛隊を辞めちゃうんですかとか聞かなくてよかった。それが終わるとまた別室に行っていよいよ接種。テレビで見ると針を直角に刺しているのでビビるが細いのと液の量が少ないのでインフルエンザより痛くない。

私 「ありがとうございました」
医者「ごきげんようー」

人から「ごきげんよう」って言われたのは初めてかもしれない。接種した時刻を記入した紙を渡され、また別室に移動。いままでで一番若い、20代前半の兄さんが2回目の接種の予約をして、運動はしないでくださいねとか、注射したところを揉まないでくださいねとか注意。別室で接種した時刻から10分間だけ待ってから帰ってくださいと言われる。また別室に移動して待機。ビデオが流れているが東京都からのお知らせ。なんだよ、自衛隊の最新装備のビデオが見たかったぜい。

迷彩服を着ている人とか紘一さんみたいな服装の人がいなかったので自衛隊色がまったく無いまま終了。勲章とか下げている偉い人を見たかったよ。ここまで読んでいただくとわかるように移動距離を長くして混雑を緩和するようにしている。その代わり来場者が迷わないように出入り口や角には必ず人が立っている。導線がぶつからないように通路がうまく考えられていて、入口で受け取る色分けしたクリアファイルも有効だ。こちらが恐縮するほど「お疲れさまでした」と言われる。17時ちょうどに入って、出たのが17時35分。ほとんど待たなかった。東京近郊にお住まいの人はぜひ大手町に行ってみてくれたまえ。私は聞けなかったが緒原一曹と一ノ瀬三尉のことも聞いてみてくれ。