泉里香「高嶺のハナさん」

TVerだとCMが放送時のものではなく別のCMになる。本編以上に気になったのがこれ。

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   「ひとりで飲めるもん!」主演 大政絢。この人はスターダストだよね

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   「ひとりで飲んで食べまくる」

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   「チェーン店でのひとり飲みが大好き!!」


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 「孤独のグルメ」の女性版。本家は隠れた名店・アルコール無しだが、こっちは吉野家、てんや、王将などのチェーン店で食べて飲む。五郎さんほど金が無いし外回りでは無いので遠くに行けない、チェーン店は馬鹿にされるがそこそこ美味しい・なによりコスパが抜群、食べるだけじゃなくて飲みたい、女性が一人でチェーン店のカウンターに座るのは恥ずかしい、そう思っている女性の福音。しかも新しい日常のいまにぴったり。さらに大政絢という微妙な立ち位置の女優を起用したセンスが抜群。見てえー、これ見てえー。でもWOWOWに加入しないと見られないのか。

さて、ハナさんだが社長へのプレゼンが始まる。

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途中で弱気くんにバトンタッチ。案の定、テンパってボロボロだが

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ハナさんのフォローで持ち直す。

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大好評。この会社はすごいな。社長へのプレゼンなのに、弱気くんがもたもたしていた時間を除けば実質1分くらい。これでいいんだよ。マスコミ向けのプレゼンならこれでは足りないが、社内向けなので聞いている人は全員がお菓子のプロ。細かい話は説明しなくてもわかっている。どのくらいのロットで生産して、原価がいくらで収益がどのくらいのなるかは専門の部署がある。どういうパッケージにして、どういう売り方をするかも専門の部署がある。ハナさんが提示するのは製品のアイデアと、「おすそわけ」というコンセプトだけで良い。社長に説明するのだから最低でも10分くらいでスライドは20枚以上作らないといけないよねと思わない社風がすごく良い。だいたい社長は忙しいしハナさんよりお菓子のことは詳しいので、わかっていることを聞いて時間を無駄にしたくない。

プレゼンが終わってみんなが退室したあと、弱気くんからハナさんに話があると。

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   「昨日、高嶺さんから好きだと言ってもらえたこと、
    本当にびっくりしたしうれしかったです」

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   チャラ田「!」
   苺「!」

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   「僕は高峯さんとお付き合いすることはできません。
    だけど僕はちゃんと高峯さんにふさわしい男になります!」

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   「どういうこと?!」

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   「どゆうこと?!」

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   「どういうこと?!」(あんぐり三連発)

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   「高峯さんは僕のあこがれでした。僕は高峯さんみたいになりたいんです!
    高峯さんにふさわしい男になるまではお付き合いなんてとてもできません」

 このシーン、実際はもっと長くてシリアスとギャグが混ぜこぜになってるんだが、どっちみち静止画と文章では表現しきれないので大幅に省略。概要はこういうことだ。でも弱気くん、ハナさんが好きなのはいまのダメダメな君なので、弱気くんが考えているような男になるとそれはハナさんが好きな弱気くんでは無くなってしまうのだが。

ハナさんにふさわしい男になるんだ、だけではなく自分が考えた五重塔ドーナツが商品化されることでやる気スイッチが入った弱気くん。それに感化されてカップ酒を流しに捨てて翌日、商品企画部への転属を願い出た苺ちゃん。そう続くのか。だから先週が最終回ではなかったんだね。弱気くんの次のアイデアが気絶するほど辛い「気絶スナック」。

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弱気くんに足りないのはアイデアを推敲することだと思う。こんなの物好きが一度だけ買って終わりになってしまうのでさらに考える。辛いだけではなくて気絶するほど、酸っぱい、苦い、甘いの5種類が入っていて食べるまでわからないとみんなでゲーム感覚で食べられるかもしれない。それを第二稿。でも一人で全部を食べるのはキツいので一袋に一つだけヤバい味が入っているのが第三稿。そうやって脳内シミュレーションして第十稿くらいになったらハナさんに見せる。するとハナさんがさらに考えて第三十稿あたりでやっと売れそうな物が出てくる。アイデアってそういうものである。

今週のNGシーン。苺ちゃんが社長に転属を直訴に来る。社長は重要な経営データを見ていたのでノートPCを閉じる。苺ちゃんが退出するのでまたPCを開ける。

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  (PCを開けようとすると下もついてくる)

 ノートPCあるある。地上波なら撮り直しだがBSテレ東にそんな余裕はない!