春のビデオまつり「デッド寿司」「凪待ち」

今回は異色の3本。

グッド・ネイバー (字幕版)

グッド・ネイバー (字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】高校生二人が隣に住むひとり暮らしの偏屈ジジイに心理実験をする。こっそり家中に監視カメラをつけて夜中にドアを揺らしたり音楽を鳴らす仕掛けをする。心理実験と言ってるがただのいたずらというか嫌がらせ。だんだん爺さんの反応が過激になってついにカタストロフが来る...ラストで爺さんの人生や反応の意味がわかると、いかに高校生がひどいことをしたかがわかる胸糞映画。

デッド寿司

デッド寿司

  • 発売日: 2014/05/21
  • メディア: Prime Video
 

 【500円】寿司屋の娘が親と喧嘩をして家出。温泉旅館で働くがある薬品の力で寿司が命を持ち人間を襲う...感想「君たち、食べ物で遊ぶのはやめような」。メチャメチャな映画といえば「スシタイフーン」だが、あれよりちゃんとした俳優を使ってちゃんと作ってあるので逆に情けなさが倍増。

凪待ち

凪待ち

  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: Prime Video
 

 【1,900円】ラジオの映画評論のコーナーで「香取慎吾演じる主人公のクズっぷりが清々しいほど」と言ってたよ。最近、無料になったので見てみた。そう、どうしようもないクズ。まあ、登場人物がほとんどクズなんだが。いろんな人が主人公に救いの手を差し伸べて、いろんなチェンスを与えるがすべて潰してしまう。なにしろクズだから。香取慎吾は上手か下手かと聞かれたら下手だろう。一流の役者なら100を演じるところが60か70しか演じられていない。ただこの映画に限ってはその演じ切れていない部分が主人公の空虚さになって結果的に名演になっている。義理の娘役が恒松祐里。この人って顔がキツいのでアイドル的な売り方はされてないんだよね。ただこの映画とか「散歩する侵略者」とか暗めの映画で大人の中に一人だけ若い娘がいる話でよく出てくる。それはプロデューサーとか監督からの信頼なんだろう。広瀬すずの役は永野芽郁ができるし、土屋太鳳の役は芳根京子でもできるがこの人の役って代わりがいないオンリーワンの存在。ブレイク前の杉咲花がそんな感じだったのでこれからも頑張って欲しい。でも顔が怖い。