北川景子「ドクター・デスの遺産」

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観てきたよ。予告編で三浦春馬さん主演の映画をやっていてびっくり。さて、ひさしぶりの北川景子の映画だが正直なところかなり残念な出来だった。原作はあるのでとりあえず最後まで楽しめるのだが、これって本当に映画用のコンテンツなの?という内容。登場人物のバックボーンが綾野剛がちょっとあるくらいで、北川景子や犯人はまったく無し。北川景子なんか刑事という以外、どういう人なのかまったくわからなかったよ。さらに犯人がああいったことをする背景がないとこの手の話ってダメだろう。映像も映画っぽくないし火曜ワイド劇場かよと。CMしか撮影したことがない監督の長編映画デビュー作はこんな感じになるのだが、公式サイトを見ると

深川栄洋
2005年に『狼少女』で劇場用長編映画監督デビュー。主な監督作は『60歳のラブレター』『半分の月がのぼる空』『白夜行』『神様のカルテ』『トワイライト ささらさや』『そらのレストラン』。また、テレビドラマでは『偽装の夫婦』『破獄』『赤ひげ』『手紙』『僕とシッポと神楽坂』など30本以上に及ぶ

ああ、『トワイライト ささらさや』の監督か。ちゃんとした原作があって、大泉洋新垣結衣が出ていながら駄作になった作品な。「30本以上に及ぶ」って、その30本で何を学んできたのかと。NHKのドラマを再編集した作品ながら映画として並以上の作品に仕上がっている「スパイの妻」とは正反対。こうなると「ファースト・ラブ」が心配だが、こっちは堤幸彦監督なのでだいじょうぶだと思う。