在宅ビデオまつり「赤々煉恋」「昼も夜も」

 この「在宅ビデオまつり」というタイトル、そろそろやめようと思う。来年か再来年かわからないが、ワクチンができてコロナの危険度がインフルエンザ並みになったとしても(いまでもそうなのだが)週に5日間出勤するようにはならないと思う。ネット環境とペーパーレスが整った会社は、社員は出勤する必要がないと気がついてしまい、経営者も高い賃料を払って全社員を都会の一等地に集める必要はないと気がついてしまった。こうなると鉄道会社も駅前の飲み屋もクリーニング店も減収。コロナによる落ち込みからV字回復することはなく、せいぜい「レ」字回復くらいだ。

赤々煉恋

赤々煉恋

  • 発売日: 2015/04/01
  • メディア: Prime Video
 

 【500円】土屋太鳳主演の2013年の映画。顔がまん丸の土屋太鳳、ふてぶしくない清水富美加、チャラい吉沢亮、いまと変わらない吉田羊が見られる歴史的価値だけの映画。

ロッキンハートブレイカーズ

ロッキンハートブレイカーズ

  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】めちゃめちゃな映画だけど、これって映画館で上映されたの? みんなセリフが下手くそだけど何かの記念に作ったのかな。ただ熱量は感じた。

昼も夜も

昼も夜も

  • 発売日: 2017/10/19
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】阿部純子が出ているので見てみたが、これは劇場公開してないよね。時間も1時間ちょっとだし内容が薄すぎるもの。調べたら著名な監督がYouTube限定で中編映画を作るという企画物らしい。珍しく暗い瀬戸康史と、いつもどおりの強い阿部純子。ここまでに紹介した3作品とも内容にまったく触れてないが書くほどストーリーがないんだよ。考えるな、感じろという映画。つぎに2本は、いまAmazonでホラー映画100円セールをやっていてその中の2本。

霊的ボリシェヴィキ

霊的ボリシェヴィキ

  • 発売日: 2019/06/05
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】映画館で観たけどもう一度見たかったんだよね。よく書いているがホラー映画と怪物映画は違う。貞子にしても呪怨にしてもあれはもう怪物映画なんだよね。この作品は恐怖の対象が最後までわからないし具現化しない。物語のたたみ方はなんだこりゃと思ったが、そこまでの雰囲気づくり、役者の話し方、間の取り方、どれもこれだよこれ。「リング」高橋洋監督がクラウドファウンディングで資金を集めた自主制作作品だが、この方向性でまた作ってほしいなあ。

コンジアム(吹替版)

コンジアム(吹替版)

  • 発売日: 2019/08/28
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】韓国産のPOVホラー。ネット配信のホラードキュメントで一儲けしようとする若者。心霊スポットの廃病院にカメラを付けた6人の探検チーム、手前のテントでカメラを切り替えるリーダー。自分の顔を撮るカメラと前方を撮るカメラが切り替わるが、お国柄なのか登場人物がいちいち叫ぶ、また叫ぶ。そのアップを見せられるのが食傷気味。前半は悪くないのだが、後半は盛り込みすぎで逆に怖くなくなってくる。前の高橋洋監督の作品と対照的でこっちのが好きという人も多いのだろうな。