真夏のビデオまつり

今回はお勧めできる映画がなかったけど、これ以上ためると書くのが面倒くさくなるので...
      500円
火星の探査をしている調査隊。迎えのロケットが来る前日、地中に生物の痕跡を発見する。隊員が行方不明になって、再び現れた隊員は...って、このプロットの映画は何本あるんだよ。結局はゾンビ物、さらにルーツをたどればどんどん敵が増える吸血鬼物。


      800円
ホラー映画を撮影するために地元では呪われた屋敷と怖れられている家に泊まる撮影隊...これも何本目だよ。


      300円
主演は特殊女優の湊りく。この作品、AVでもないし、ピンク映画でもないし、かといって新宿武蔵野館で公開できる内容でもないし、いったいどういうカテゴリとして作られたんだ? Vシネマってことなんだろうが、主演を小松彩夏で撮るなら「小松彩夏がついに!」とか話題になるだろうが、主演が特殊女優ならもっとすごいビデオがいくらでもあるし。わからん...


      1,000円
ホラー映画としてはたいして怖くないのだが、映画として俳優、映像、音楽ともガチで作られていた。怪異の正体が最後の20分までわからないのも良い。ただここまで被害を大きくしたのは過去に起こった事件を隠していた師長や医師なのに、最後に死ぬのは主人公で師長や医師は無事なのが後味悪い。


      800円
これ、ついこの前に公開されていたよね。週末セールで100円だった。大学の研究チームが死者を蘇らせる血清を発見する。生き返ったかに見えた人は...これを同じプロットもあったなあ。つうか、逃げる人はもっと真剣に逃げろよ。


      1,200円
この映画の存在は知っていて、てっきり韓国映画かと思っていたのだが白石晃士監督の作品じゃないか。舞台が韓国なのね。といっても映画の95%は廃アパートの一室なのでどこの国でも良いのだが。施設を脱走して25人を殺した犯人に呼び出された幼なじみとカメラマン。これから神の啓示に従ってあと2人を殺すので撮影をするように言われる...カメラマン、撮ってないで止めろよと思うのだが、この監督の「オカルト」では犯人が渋谷の交差点で爆弾を使って100人以上を殺そうとするのを撮影する話だもんな。


      1,000円
古い屋敷に住む兄と妹。この一族には、0時までに部屋に戻らなければならない、他人を屋敷に入れてはならない、屋敷を離れて暮らすことは許されない、の掟がある。この二人の親はどうなったのか、掟を破るとどうなるのか、魅力的な謎と舞台設定はあるのだが脚本が頑張れなかった...


      1,500円
いまから50年も前の映画だが、ストーリーが良くできているなあ。スイスから移住してきた兄と妹。妹には娘がいるが、その娘がいなくなった。警察が調べるが、そもそも娘が存在した痕跡が無い。警察は母親である妹を疑い始める...と、ここまで書くと想像できるでしょ。ところがその想像は最後に裏切られて、だったらこうだ、と思うとそこにもどんでん返しがあって良くできている。では映画館で観たいかというと、さすがに古い。


      800円
学校に突然、巨大なダルマが現れてだるまさんが転んだをやらされる。失敗は死。生き残った物はつぎのゲームが要求され...ゲームのアイデアやゲームに勝つための謎解きなど良いところはあるのだが、とにかく全体的にチープ。もう一工夫欲しかった。