家庭の経済格差と子どもの能力格差の関係

前から思っていたことをお叱り覚悟で書いてみる。家庭の所得が低いほど子どもの学力は低いという調査報告がある。

  家庭の経済状況による子どもの学力差は8歳以降に拡大*1

  家庭の所得が低いほど子どもの学力は低下する?*2

その逆もある。

  「東大生の親は金持ち」は本当だった! もはや「教育格差絶望社会」なのか?*3

どちらも「親の収入」と「子どもの学力」に因果関係を見いだせるというものである。学力以外では、先日、女子の床運動で63年ぶりの金メダルを獲った村上選手の父親は元体操選手。また、ここ数年活躍がめざましい卓球選手は親も卓球選手で3才のころから英才教育をしたとか。この学力とスポーツ、もちろん家庭が豊かなら勉強に適した環境を作れるだろう。幼少のころから英才教育をしたら強くなるだろう。でもそれは2次的な要因であり、もっとも重要なことは

  遺伝子

ではないのか? だが、競走馬ではあたりまえになっている遺伝の問題、人間について論じるのはタブーになっている。なので私も怖くてこれ以上は書けない。この話をすると「では犯罪者の子どもは犯罪者なのか? 生まれたときに将来は犯罪者になることが決まっているのか?」という反論というか非難が返ってくる。だが遺伝する性質としない性質があるだろう。北川景子が好きとか、10年以上ブログを書くという性質は遺伝によっては決まらない。だがオタク気質は遺伝している。私が何も教えてないのにだ。さらに「親が東大出身でなければ東大の受験はあきらめた方がいいのか?」も違う。卓球もたとえば県大会で優勝するレベルまでは努力次第で誰でも行ける。そしてそれを幸せに感じられる人のが圧倒的に多い。学力も教師がふつうに要求するレベルまでは努力だけで行ける。ほとんどの人はそれで十分に将来の展望は開けるし幸せになれる。私が言いたいのは、ヤバそうな親の子どもは早い段階から行政、地域、学校が協力して特別なケアをし、貧困の再生産、バカの輪廻を断ち切るような手当が必要だと思うのだ。まずはピカチュウ(光宙)とかアリエル(泡姫)という名前の子どもは要注意である。