浜千咲改め泉里香「泉里香に会いに行こう」(後編)

昨日から公開の「ちはやふる 下の句」、イベントがある紀伊國屋書店のすぐそば、新宿ピカデリーで10時40分から「上の句」を上映しているんだよ。これを見て泉里香のイベントに行って、夕方に「下の句」を見る。おお、充実した休日になるではないか。10時半に映画館に行ったら満席で入れないでやんの。みんな考えることは同じか。同じ出ないのは配給元や映画館だけだ。こんなもん、一度に上映しろよ。2回も映画館に行くのはめんどくさいだろ。4時間もヒマだ。なにか別の映画を見ればいいのか。だが、この時間の制約、ちょうどいいのがないよ。唯一、時間に合うのは「テレフォーマー」だが、これは観たくない。しかたない、14時半までビックカメラ世界堂で時間をつぶしたよ。
14時に紀伊國屋書店に行って、2階から順番に本を見ていって14時20分に8階へ。イベントは14時からだが、整理券が109番の私は14時35分に来いと書いてある。待たなくていいのは良心的だ。だが8階に行ってわかった。並ぶスペースがそれほど無いんだ。ふつうの書籍が陳列してあるスペースの端っこがイベントスペースなので、ここに100人以上が並んだらほかの客から苦情が出る。8階は辞書と語学のコーナーな。待っている間、まったくヒマがつぶれない。14時20分に到着したときは80番だった。番号が5番ずつ増えて、整理券を見せて柵の中に入るシステム。
順番を待っている人は回りに立っているので客層がわかる。意外と男性が多い。3割以上、4割未満が男性。女性はふつうの女性。ただ安座間美優のファンに比べると雰囲気が違う。プロフィールは

  普段着はユニクロしまむら。よそ行きの服はRayを見て買う。かといってCanCamやJJは見ない。

  セシールのカタログで泉里香を見て「けっ!セシールかよ」と思ったが、

  あとから冷静に考えると泉里香に前より親近感を持っている自分に気づく。思わず注文をしてしまった。

  届いたのを着てみるとRayを見て買った服より自分にしっくりしていることに驚愕する。

  月に1回くらい友達と渋谷で食事をする。でもサイゼリヤが落ち着く。やっぱドリンクは飲み放題でしょ。

  勇気を出して一人で松屋に入ったことがある。意外とアリだなと思った。でも食券がない吉野家は無理。

という客層*1。ナンパ目的でイベントに行く人は参考にしてくれ。さて、3割の男性だが

  濃い、すごく濃い

しかも年令が高い。いつも出しているこれだが

     安座間美優北川景子<<<桜ちなみ<長谷川るい<佳苗るか<芽森しずく<ウェザーガールズ<逢沢るる<あやね遥菜<さとう愛理<<<<<<小松彩夏沢井美優<彩城ゆりな

私はわかったよ。これってファンの新陳代謝に比例しているのだ。泉里香の場合、女性ファンは毎月2、3誌のファッション誌に出ているので新しいファンが増える。だが男性ファンはセーラームーン時代からのファンをずっと引っ張っている。ファンも生もの。年月とともにどんどん熟成発酵してくるのだ。特殊女優さんだと、桜ちなみ、長谷川るいは私がイベントに行った時点でまだデビュー1年。ファンも新鮮、刺身で食べられる状態。これがウェザーガールズになると火を通さないとお腹を壊すレベルになって、右端の御三家は鮒寿司とかくさやの発酵食品。そこで泉里香だが、女性ファンだけ見れば北川景子の右あたりだが男性が濃い。私の少し後ろに比較的、若い男性がいたのだが、ずっとうす笑いを浮かべているんだよ。怖えよ。平均して

     安座間美優北川景子<<<桜ちなみ<長谷川るい<泉里香<佳苗るか<芽森しずく<ウェザーガールズ<逢沢るる<あやね遥菜<さとう愛理<<<<<<御三家

ついに1行に書き切れなくなったよ。
110番までの方〜!」と呼ばれてついに列に付く。おお、いよいよだ。泉里香は部屋の中にいる。5人ずつ部屋に入るようだ。ということは前の人が会っている間、後ろから泉里香を見られるのだろうか。待っている間に残りの人が全員うしろに並ばされた。きょうは120番まで整理券を発行したようだ。だが5番ずつ呼ばれて実際に並ぶ人は3人くらい。欠席する人ってなんなの? サイン本が欲しい転売屋か。係の人が「どうぞ」と言って5人が部屋の中に入る。いよいよ、生泉里香が! と思ったらさらにパーティション。結局、泉里香を見られるのは一つだけ前の人だけという北川景子状態。このついたての向こうに泉里香がいるのだが、

  ついたての上から泉里香の頭が見える

どんだけ背が高いんだよ。客の頭は見えないのに。一人2秒ということはないが、かなりのスピード進行。これは5秒パターンだな。私の2人前の人が終わって前進。いよいよ泉里香の姿が...

  で、でかっ!

背が高いのは予想していたが、予想よりずっと背が高い。顔が小さいのでよけいにでかく見える。私は過去の記事で泉里香はファッションモデル体型ではないと書いたが、いやいや、こんなスタイルの人、会社にはいないよ。セーラームーン水野亜美のイメージがあるので、自分の中のイメージと目の前にいるこの人とのイメージが重ならない。たぶん街ですれ違ってもわからないと思う。しかし現物の泉里香がこんななら、たとえば王様のブランチのMCをやっている人、テレビで見ても背が高くて顔が小さいと思う人なんか、実際は人間というかもはや霊長類、いやほ乳類の姿をしていないのではないだろうか。私の番が来た。

  (手を差し出されて握手から)

  私「初めまして。セーラームーンのときからのファンなんです。お目にかかれてうれしいです」

  泉「そうですか、ありがとうございます」

泉里香の笑顔がすごくいい。私のような気色悪いオヤジにも精一杯のホスピタリティを持って接してくれる笑顔だ。彼女のタレント性というか人間力を感じる。いま思うと特殊女優さんってほとんどの人は知らない人と接するのが苦手なので*2、原千草以外はみんな笑顔が引きつっていたのが泉里香の笑顔を見てわかった。

  私「昨日はフレンズを歌われたんですね」

  泉「ああ、はいそうです(笑)」

  私「誰も知らなかったでしょうね」

  泉「アハハ、そうですね」

ここで本を渡される。ここで終わりね。はい、わかりました。

  私「ありがとうございます。がんばってください」

  泉「はい、ありがとうございます」

がんばってくださいって、私の中では禁句なんだけど言っちゃったよ。上から見下ろされているせいばかりではないが、彼女は特殊女優さんには無い威圧感があるよ。これが芸能人オーラーなんだろうな。5人が終わったところでそれの比較。安座間美優は1対1で会ってないので省いて

  小松彩夏<<<沢井美優<<<<<泉里香<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<北川景子

北川景子はほとんど凶器の水準に達している。たぶん北川景子と5分も一緒にいたら、おしっこを漏らしちゃうくらいの威圧感。逆に小松彩夏なら一緒にジョナサンで食事ができる。「あ、クレソン食べないの? ボクが食べていい?」とか。だから上の順番は良い悪いの話ではないよ。念のため。部屋から出るときにわかったが、この部屋の中に書店だか出版社だけ事務所の人、たぶんぜんぶだろうが、合計6人くらいがいた。これだけいたら私がテーブルを乗り越えて泉里香のおっぱいを揉もうとしたら手が届く前に全員にのしかかられてタコ殴りにされているだろう。
終わった、終わった。時間は短かったけど意外性というか、驚きというか、感動があったな。もうここまで来たら小池里奈ちゃんにも会いに行かないとダメだろう、オレ

*1:泉里香のファンを敵に回したな

*2:そういう人があの職業を選ぶようだ