炎上覚悟

家の引っ越し、母親の入院、年に2回あるすげえ忙しい時期、この3重苦の私がきょうもブログを更新しましたよ。先日に観たこの映画、
     
映画.comをはじめ見た人の感想を見ると両極端なのが面白い。この映画はもともと韓国で作られたやつで、中国、台湾でもリメイクされている。オリジナルを見た人は酷評、オリジナルを見ていない人は絶賛。では日本版を見た人がオリジナルを観たときの感想が興味ある。絶賛のその上を行く、おしっこをちびるほどの大絶賛なのだろうか、それとも日本版とは方向性が違うと不満なのだろうか。
映画の中で中身は73才のおばあちゃんの多部未華子が話すセリフに良いのがいろいろあるのだが、その一つ。彼女の家はお婆ちゃん(倍賞美津子)、その娘のお母さん(小林聡美)、孫の男の子。お婆ちゃんは娘を産んですぐに夫と別れ、苦労しながら一人で娘を育てる。その娘も子どもを産んですぐに夫と別れて自分は働きお婆ちゃんが育児と家事をやる。だが二人が喧嘩をするとお婆ちゃんが「私はお前がいたから好きなことができなかった」と言うのを苦々しく思っている。お母さんはお婆ちゃんが20才に若返ったのを知らない。きっかけは忘れたが、お母さんと20才のお婆ちゃんが話をする。お母さんは多部未華子が自分の母親とは知らないので悩みを打ち明ける。自分はいつも仕事ばかりで家と子どものことは母親に任せきりだったと。すると多部未華子のお婆ちゃんが

  お金を稼ぐのも立派な子育てだ。あんたはがんばったよ(頭をなでなで)

テレビのニュースで子どもが両親に虐待されて悲惨な死を迎える。そのほとんどの家庭で父親は無職なのだ*1。父親は「子どもを躾けたつもりだった」と弁明をするのだが、私はその父親にこう言いたい。

  まずは稼いでこい!

男性の育児休暇とかイクメンとか、もちろん育児は妻だけでなく両親が行なうものだ。だがそれに関連したマスコミの記事や自称有識者の意見の中になぜこれがはいってないのだろうと思うことがある。異論反論を覚悟で書くが

  妻が育児に専念する選択をできるだけの金を夫は稼ぐべきではないか?

その上で、妻がなるべく早く仕事に戻りたいというならそれはそれでいい。家事や育児をどう分担するか二人で考えれば良い。だが妻が意に反して仕事に戻らなければならない経済状態でイクメンを気取るのなどちゃんちゃらおかしい。少なくとも小学生になるまで奥さんが育児に専念できるだけ稼いでこい。それができないなら奥さんに頭を下げて働いてもらえ。家事や育児を夫もするのは当然のことだ。と、私は思うのだが、みなさんはどう思いますか?

*1:あと子どもが派手な名前なのも特徴